大人オリジナル小説

Re: 『天国チャット』『地獄チャット』 ( No.7 )
日時: 2010/02/11 13:44
名前: ☆名無しのごんべぇ☆ ◆lPl8k0nay2

『第三話』______

キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン

キタ。キタキタキタ―――!

どうしよう!来ちゃった!『普通の学校』に!

『私立未来教育中学校入学式』と看板がかかっていた。

私は耳が聞こえなかったから今まで幼稚園、小学校と連続で障害者学校へ通っていた。

でも!このたびついに!『普通の学校』へ通えることになった!しかも『私立』だよ!

普通の学校なので今まで外していた『補聴器』を改めて付けることになった。

外見は格好が悪いが会話を聞き取れない私にとってはありがたい代物だ。

それはさておきいざ校門をくぐるといろんな子がいた。

制服は指定されているけど髪型なんて全然違っている。ハッ!寝癖ないかな?

入学式はぶじ終了。クラス表を見にいこっと♪

え〜っと『北光 春菜』はどこかなぁ・・・?

あった!え・・・ウソ!いっちばん頭のいいクラスじゃん!『1-A』って!

あっ取りあえず教室、教室・・・っとその前に職員室へ行かなきゃ。

「失礼します!」

うるさいなぁって思われなかったかな?ちょっと心配・・・。

「あぁアナタが『北光 春菜』さんね♪」

えっ?私の視線の先にはすっごく美人な先生がいた。

「『1-A』担任の『春宮 友子』よ。よろしくね♪」

「えっハイ!あはようございます。」

「アナタには私の隣にいてもらうわ。耳が聞こえないこと分かってもらうから。」

いい先生・・・。なんかこの学校に馴染めそうだな♪

会話をちょっとずつしながら教室の前へきた。

先生は私を連れて教室へ入った。一瞬にして静まった。

「おはようみなさん。担任になった『春宮 友子』よ。よろしくね♪」

うっわあいさつ軽っっっ!

「そしてこの子が『北光 春菜』さんです。北光さんは耳が聞こえません。詳しいことは北光さんほら。」

「あっ『北光 春菜』です。私は生まれつきの障害で耳が聞こえませんけどよろしくお願いします。」

「わかりましたかぁみなさん?」

「「ハ―――イ」」

・・・てな感じで入学式当日は無事終了。『地獄』が始まるとは知らずに・・・。

『第三話』______