大人オリジナル小説

Re: 『天国チャット』『地獄チャット』 ( No.71 )
日時: 2010/04/28 17:41
名前: ☆名無しのごんべぇ☆ ◆lPl8k0nay2

『第二十五話』______

次の日、教室へ入ると『あいつ』がこっちにすごい形相で近づいてきた。

「あんたなんかが副会長やれる訳ないじゃん!このブス!さっさと死ね!」

「・・・・・あっそ。言う事それだけ?私、早く席につきたいからどいて。」

席についてもシツコク、

「ね――みんなぁ今から『卵投げ大会』しようよぉ♪」

私はついにブチギレて教卓の前に立ち、

「みなさん私は生徒会執行部に入っています。下手な真似をしたら全員停学決定です。」

生徒会執行部は全生徒を停学、酷い場合は退学に出来るのだ。

生徒会執行部の権限は計り知れないほど強いのだ。

「ちょっとリカ、マイ!あんた達何してんのよ!?」

リカ、マイは『あいつ』の一番の手下だ。

「でっでも、停学になりますよ!?酷かったら退学です!」

「関係ないわ!早くしなさい!会社潰すわよ!」

「そ・・・そんな・・・・・。分かりましたアリス様。」

『あいつ』を含めた3人は私に卵をぶつけてきた。

べチャ、べチャ。

「証拠写真いただきました。」

「!?」

私はカメラをついこの間から持ち歩いている。飛塚にいわれて持つことになった。

『お前、いじめられてんだろ?いいか、停学は証拠で決まる。カメラぐらいもっとけ。』

本当に役に立つなんて思ってもなかったからチョットびっくりした。

「『天王寺 アリス』『戸部 梨佳』『森野 真衣』は副会長の権限において『3』日間の停学処分にする!」

「「いやぁ――――――――――!!!!!!!!」」

リカ、マイの声が重なり苦痛の声をあげた。

そして私はボーゼンとしてる『あいつ』の横を通るとき、

「これが副会長だよ。落ちたやつは大人しくしてろバーカ。」

この日は私の記念すべき日になった。

そう、私が『あいつ』に初めて勝った瞬間そして日だった。

『第二十五話』______