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『第二十六話』______

｢て〜いがくっ♪『あいつ』は停学♪｣

次の日の朝、こんな感じで鼻歌をかましながら通学路を歩く私がいた。

｢まぁ〜あ〜なっ♪オッハー♪気分よさそうだな？｣

｢仙！おはよう！あ、ゴメン。名前でよんじゃった。｣

｢ん？あ、いいよ、そっちの方が楽。｣

｢じゃ、じゃあ仙・・・・・？｣

｢よしＯＫ♪そういえば停学したんだ。３人。｣

｢うん。ちゃんと証拠あるもん。｣

｢やるなぁ〜。あ、学校もう着いた。じゃあな。｣

｢ちょっと待って！どこで授業受けてるの？｣

まさか、受験まっさかりの３年生の教室で勉強はしないだろう。

私立の学校だからなおさらだ。迷惑すぎる。

｢あ、オレ？職員室、校長室、会議室、多目的室。｣

｢へ？｣

｢自分で気ままに移動する。｣

私が感心していると｢じゃあな｣といっていってしまった。

学校の門をくぐって教室へ向かう。

教室のドアの前へきた。

いつもなら入った瞬間『いじめ』が始まるけどもうそんなことない。

私は自信に満ち溢れた顔をして教室のドアをあけた。

『第二十六話』______