大人オリジナル小説
- Re: 双子の妹=ぶりっ子 ( No.638 )
- 日時: 2011/03/14 15:54
- 名前: 薫
第57話 「大地震だぞぉぉぉおお!!大丈夫かぁぁあああ!!」
※なのは目線
「いとーあゆめちゃんでしゅね?」
「あ…ハイ」
「なのか姫の名前は姫原なのかでしゅ。なのか姫って呼んでくだしゃいね?そう言わないと、なのか姫、怒っちゃうぞぉ!!プンプン!!」
「あッ…ハイ」
私には見える。伊藤さんが、なのかには見えない汗をだらだらとかいているのを。そしてなのかキモイ。「なのか姫の名前は姫原なのかでしゅ。」って、日本語おかしくないか?
「あそこにいるのは、なのか姫の双子のお姉ちゃんの、なのはでしゅ。
なのか姫の家来で、なのか姫ファンクラブの会員番号ナンバー1なんでしゅ」
オイ、家来ってなんだ?なのか姫ファンクラブってなんだ?しかも会員ナンバー1かよ。
…嬉しくないー…。
「…」
伊藤さんは、私に小さくお辞儀をした。私は急いで作り笑いをし、伊藤さんに向かってお辞儀をした。
そして、5分休み、私は飛鳥に「伊藤さんにお辞儀をするとき、思いっきり作り笑いをしてたでしょ」と言われた。
そして、目が全然笑ってなかったという事も、知る事になる。
あれ?伊藤さんにとっての私の第一印象、最悪じゃない?これ。
それでも、なのかを見ると、「アイツに比べれば私はまだマシね」と、思う事ができた。グッジョブ、なのか。今だけ礼を言う。
…と言いたいところだが、なのかが超イタい発言をしているのを聞いて、私はすぐに、先ほど思っていた言葉を取り消した。
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