大人オリジナル小説

Re: リストカット中毒【心の不安の話,あっぷ。】 ( No.108 )
日時: 2010/06/07 18:59
名前: 黒紅葉 ◆uB8b1./DVc

ローリンガールは「転がる少女」じゃなくて、「自虐的な少女」なんじゃないかなと思う。
もう一回、…それがリストカットを望む言葉に思えてしまう。
どうしてだろう。どうして刃物を見ると落ち着くんだろう。

結局は私も狂ってるってわけ。
…話が逸れた。

ローリンガールは何を求めた? ローリンガールは何をしたいの?
……深すぎて分からない。溺れて戻れなくなってしまいそう。


届かない夢を一番見たがるのは、誰よりも愛を求める優しい人だから…そう言う事なのかな。
私は届かない夢を見て、でも見るだけ。手を伸ばさない。無駄な努力はしない。
報われない努力は無い…って先生は言ってたけれど、報われない努力はある筈。
理由なんてないけどさ。最低でごめんね。


狂ってるから。直す事も不可能な程、私は狂ってる。
人間はそういうものなのだろうけど、他の人はそれを表に出したがらない。
私は出したって何も思わない。


そういうこと。



+*+*+*+*+*


狂って直せなくなった人形を人形作りは捨てました。
捨てられた人形は流れない涙を流して叫びました。
人形は最も持ちたくなかった感情を持ちました。
その感情を誰にぶつけよう。
人形は迷いました。

結局、「人形作り」に持った「怨み」の感情を「人形作り」が作った自分の体にぶつけました。
人形作りは傷つきました。自分の命ともいえる最高傑作がこんなに傷ついている! と。

人形は負のループに巻き込まれていました。
人のまねごとをしただけの形作られたものだとしても。


たくさんの感情を見よう見まねで手に入れて。
それを負の感情で操って。
人形は、


「堕ち果て朽ち果て今は地の底眠ってる」


+


悲しいよ、逃げ出したいくらいに。