大人オリジナル小説
- ぶりっこ問題と同性愛混ざっちゃった☆…すみません石投げないで ( No.110 )
- 日時: 2010/06/11 20:58
- 名前: 黒紅葉 ◆uB8b1./DVc
私の幼馴染,はぶりっこ。
ぶりっこって言ってもビラビラレースのきもい奴じゃなくて,良い子ぶりっこ。
実は影で陰湿なねっとりな…ぐっちゃぐっちゃな虐めしてるくせに,表では愛想の良い笑顔振りまいて愛想振りまいてる。
例えば,先生が机のもののプリントが風で吹き飛ばされてしまったとする。
あいつは真っ先に,先生私取りに行きます,と行く。
あらありがとう,悪いわね。いえ,これくらいのこと出来ないと! そうね,貴女の言うとおりだわ。ふふ。
ああ,寒気がする。
しかもあいつは表では私の事を興味無さそうに振舞っているのに二人になると途端に色っぽい声に変わって寄ってくるのだ。じわじわと。
ああ,気持ち悪い。
あいつじゃなければ気持ち悪いなんて思わなかったんだろう。だけどあいつは気持ち悪い。私の防衛本能が「逃げろ!」と叫ぶのだ。サイレンがうるさい。
ぴっこんぴこん。私のサイレンとあいつの癖毛。同調してるのがうっとうしい。
色っぽくて艶やかな鼻息? 男ならイチコロなんだろうけど私にとっては媚売ってる可哀想な女にしか見えない。
絡みたさそうにするあいつを見ると吐き気がする。
もっと清楚な子だったら希望に応えてあげれただろうに。
「もうちょっと構ってよ」
「やだねあんたみたいなやつ」
「仮にも幼馴染じゃない」
「その言葉が嫌いなんだよあたしは」
大嫌いだ。
「酷い,私はこんなにも好きなのに」
酷くて悪かったね。
そう吐き捨てて,乱された衣服を直して外に出た。
大人ぶったあいつの部屋には,女子高生向きブランドの香水の香りが漂っていた。
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さーせん。
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