大人オリジナル小説
- 参照はこの物語の関係表。何故。 ( No.154 )
- 日時: 2010/08/04 09:03
- 名前: 黒紅葉 ◆uB8b1./DVc
- 参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_test/view.html?369553
子供の恋なんて,って馬鹿にされるかもしれないけれど。
僕は確かにあの子に恋してた。遠すぎて霞んで,消え入りそうなあの子に。
僕はすごくちっぽけであの子の視界にすら入ってないとは思うのだけれど。
「どうすればいいと思う?」
「良いからさっさと告白して来い馬鹿」
女の子の幼馴染に相談したら即答・罵倒された。でも僕にはそれで十分で,そっか告白かと勝手に納得。
そんな僕の気持ちはお見通しの様で,「そんなんだから馬鹿なんだよばーあか」と言ってきた。この際スルーする。
「よし,分かった! 告白してくる! ありがとー!」
「行って砕けて一生戻ってくんな」
最後の一言は気にしない事にする。
幼馴染が呟いたかどうかなんて,知らないけど。
「砕けるわけないじゃん,だってあの子とお前相思相愛だもん,…私の事見てくれない」
+
後日僕の恋は見事に実る。もはや奇跡である。
だけど僕にとって初の彼女は僕にこう言った。
「貴方の幼馴染に,一回謝っといて,私も一緒に行くから」
そういったあの子の笑みは,切なそうだった。
+ +
別にこういう関係は問題じゃない。
問題は、こういう関係を「蔑む目」。
其れに関しては次に。
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