大人オリジナル小説
- 黒紅葉のこと。 ( No.221 )
- 日時: 2011/03/23 13:31
- 名前: 黒紅葉 ◆uB8b1./DVc
まず初めに,知ってもらいたいことがある。
私・黒紅葉は,大馬鹿者である。
馬鹿につける薬はない,馬鹿は死ぬまで治らない,というが,私の場合薬をつけようとするところから間違ってる上,きっと死んでも治らないレベルの馬鹿である。
成績云々の話ではない。人柄,性格の話だ。
「レッツ,ポジティブシンキング!」さあ明るく,笑って進もうか!
それが私だ。
誰かが泣いていたら,私は自分が笑う為に,そして笑ってもらいたいが為に,身を投げる。
誰かが苦しんでいたら,躊躇なく助ける。自分の損は考えられないのだ。
誰かが悲しんでいたら,微笑みながら傍に寄り添う。何も言わない。背中をさする。
私は基本的に笑顔だ。基本的に,だが。
泣く時は泣く。笑う時は笑う。空気を読むべき時は周りに合わせる。
そんな感じだ。
しかし,初めに言ったが私は大馬鹿者である。
周りが恐怖で泣いてる時など,私は泣けないのだ。慰める。寄り添う。突然説教を始める。そして共に笑う為に,渇を入れる。
膿んだ傷を,知っている糞餓鬼,だから。
私は,偉そうなことを言う割には,何も考えていない。
ただ,「疑うのは疲れる」と,人を簡単に信じる。
「あれ…私ある意味において勇者じゃね?」今すぐ誰か殴ってきて,と言われてそうな私である。
言いたいのは,私は勇者カッコ笑,な救い様のない馬鹿で,疑うことを知らない真っ黒な餓鬼ということ。
私は,決して大人ではない。
精神的に大人に近くとも,結局は子供なのだ。
それはどうか,忘れないでほしい。
しかし,私は既に手遅れなところもあるし,どんな暗闇の中でも輝ける自信があるから,輝かせる手伝いくらい出来るとは思うから,信じてくれたら,嬉しく思う。
人生の先輩,そして後輩に。
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