大人オリジナル小説
- ごったかえした脳内を、そっとのぞいてみましょうか? ( No.245 )
- 日時: 2011/05/15 22:30
- 名前: 黒紅葉 ◆uB8b1./DVc
「あたし」はクラスの男子に,女子に,「変態女子」なんて言われてますが,実際はそんなことないのです。
そうなのかもしれませんが,しかし,彼らが思う様な人間ではないのです。
「あたし」は,自分を偽って過ごしています。幾重にも連ねた嘘を,破ってくれるひとはいません。ある種,イメージチェンジなのでしょうか。「あたし」を好いてくれる子すら,気付いていません。親友と呼んでも良い存在も,気付いていません。
表に闇を出す人間なんてただの馬鹿ですが,それも気付かず人をむやみに嫌う人間も馬鹿だと思うのです。
学校にいる「あたし」は本当の「私」ではないですが,本当をねりこんで作った嘘を,見破ってほしいなんて「あたし」も馬鹿ですが。
落ち着いて過ごしましょうか。きっと彼等は「何事か」と思う。だって「あたし」は騒がしく過ごしていますから。アニメや小説が大好きな,ちょっと変わった女の子。変態。
見破れる人はい……るでしょうが,きっと「そんなまさかね」と流してる。
それで良いのです。
「あたし」は「あたし」なんですから。
眠たくて文章がおかしくなってしまいます。精神的な疲れのせいでしょうか。いずれにしても,まだ眠れません。
そうだ。虐められっ子になったときは,ここを吐き出し場にしましょう。客観的に見れば,それはとても刺激的で悲しい映画。主人公は自分に似過ぎた人物。
でしょう? 自分を他人に置き換えれば,何の苦しみもなく笑ってられる。
「狂ってるわね」
「いつものことです」
「語り口が得意だね,「ぼく」は」
「ありがとうございます,「あたし」」
何人も何人も生み出して,なんのためになるのかね?
「あたし」は笑って,「私」は苦しそうにした。「わたし」は瞳を瞬かせ,「ぼく」は微笑んだ。
まだまだ,生まれそうです。整理整頓担当の「ぼく」は,表担当の「あたし」に笑いかけた。