大人オリジナル小説
- Re: 終わらない戦い ( No.10 )
- 日時: 2010/06/25 21:13
- 名前: 向日葵
この前の続き
「はい、席付いて〜」
担任らしき男が教卓の前で立ち止まった。
私たちも急いで席に着く。
「あ、榛名ちゃんとなりなんだ。よろしくね」
そう話しかけてきたのは、同じ中学だった、小林 那美だった。
「うん、よろしく」
こう、サラッとあいさつする榛名。
はっきり言ってしまうと、榛名は那美があまり好きでは無かった。那美は自分の意見をあまり持たない。そして自己主張をしない。いつも皆に合わせている。そんな所が榛名は気に入らなかった。
でもだからと言って無視するのは良くない。そこらへんの良識はわかっている。(つもりだ)
(だからさっきマッチを止めたんじゃないの・・・)
「・・・名ちゃん!・・・榛名ちゃん!」
小声で叫ぶ那美。
「えっ?」
「今、寝てなかった?あの先生怒ると怖そうだよ」
(ああ、そういう事ね。入学初日から自分は怒られたくない、と)
「ああ、ごめん。ありがと」
(ま、寝てないけどなーここで反発してもねー)
ふと榛名は香奈美のほうを見た。
(香奈美、香奈美っと・・・あ?どこだ・・・?)
香奈美が見当たらない。そう思っていると、チョンチョンと、背中をつままれた。
「!?」
誰かと思い、振り向いた。
すると
香奈美が座っていた。
「!!!!!!」
声にならなかった。
「hello〜は・る・な・ちゃん」
「っな なんでマッチが後ろにフガッ!」
「ばーか、後ろ向くな。先生にばれるだろ」
そういわれ、慌てて前を向く榛名。
どうやら先生にはばれなかったらしい。
続く
もう今日はだるいから終わり〜(-。-)y-゜゜゜
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