大人オリジナル小説
- Re: 終わらない戦い ( No.148 )
- 日時: 2011/02/25 21:40
- 名前: 鈴蘭
「…榛名」
香奈美が不意に榛名を呼ぶ。
「何!?ちょっと黙ってて!集中してんだから!」
榛名は課題の提出期限が今日までのためとてもカリカリしている。
「ぉ、おおぅ…ごめん」
香奈美は榛名怖っ!と思いつつ、誤った。
すると、後ろのほうから聞きなれた笑い声が。
「あはっ、はははっ」
後ろで大爆笑している咲恵。そんな咲恵を香奈美はずっと見ていた。やがてその視線に気がついたのか、咲恵は笑うのをやめ本に集中しようとするのだが香奈美の誤る姿を思いだしてケラケラと笑っている。
「ぷっ……」
とうとう香奈美まで笑いだした。
洵はかなり居心地が悪そうにしていたがそんなの気にせずに二人で笑い合っていた。
「はははっ…こんなに笑ったの久しぶりかも!」
と、咲恵。
「私もだよ、ははっ…」
「お二人さん煩い!」
課題をやっている榛名に鬼の形相でにらまれた。怖かったが二人には恐れよりも笑いが込み上げてきて。
やっぱり二人して笑い合った。
「咲恵さ、美紅ちゃんちと何かあったの?」
一通り笑い終わった後投げ出された質問。あんなにも仲が良かったのだ。不思議に思って当然だろう。
「あー…私は綾ちゃんのこと好きだよーって言った」
要約はしていたが大体の話を香奈美にした。
その間香奈美は黙って咲恵の話を聞いていた――
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