大人オリジナル小説
- Re: 終わらない戦い ( No.30 )
- 日時: 2010/07/15 09:19
- 名前: 鈴蘭
前回の続き〜
(浦田が、彼氏を、ねぇー・・・)
そんな事を亜子が考えていると、近くから聞き覚えのある声がした。
「あっ!亜子ちゃん!」
それは、里香だった。
「里香・・・」
亜子はしばらく黙っていた。それを見かねてか、里香が話しかけてくる。
「どうしたの?亜子ちゃん」
心配そうに話しかける里香。
だが実際、亜子は次の作戦を練っていただけだった。だがそれを知られてはまずいので、誤魔化すことにした。
「あの、さ・・・里香ちゃん、鮎湖ちゃんと仲良かったんだね」
「えっ!」
里香の顔がみるみる赤くなっていく。
「だ・・・誰から聞いたの・・・?」
「え・・・」
亜子はピンチになった。この情報は咲恵から聞いたのだ。ここで咲恵からと言ってしまえば、自分がスパイという事がばれてしまう。
「その・・・」
「鮎湖・・・ちゃん」
亜子は自然と鮎湖の名前が出てきた。
「うん。鮎湖ちゃんに聞いたの」
「そっかー・・・やっぱり鮎ちゃんかー」
里香は一瞬悲しい目をした。
そして里香は静かに話し始めた・・・
続く
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