大人オリジナル小説
- Re: 終わらない戦い ( No.55 )
- 日時: 2010/07/28 18:21
- 名前: 鈴蘭
前回の続き
「あ…鮎と榛名まで咲を、裏切る…の?もぅ咲には何にもないよぉ……」
放課後、完全下校の放送も入り急いで正門から出た咲恵だったが…そこにいつもの風景が無い事に気がつき、また悲しくなったのだ。
香奈美と鮎湖と榛名の姿だ。
鮎湖と榛名は香奈美から話を聞き、香奈美と共にいることを決めたのだろう。
「っ…う…うぅー…」
「あれ?咲恵ちゃんじゃん。どうしたの?」
この声は…同じクラスで学級委員もやっている、木村 美紅だった。
「あれ?1人?香奈美ちゃんたちは?」
そう言ったのは美紅の友達の小林 那美だ。
「…喧嘩?珍しいね。一緒にいないなんて。そういえば正門の所にもいなかったよね。…いつもならいるのに」
美紅は厳しい所をついてくる。
「じ…実は………………」
咲恵はすべてを話してしまった。
「ええー!何それ!ありえなぁい!咲恵ちゃんかっわいそ―」
美紅はしばらく何かを考えていたがやがて口を開いた。
「…それってさ、浦田が悪いんじゃないの?」
「え…」
「…だって、すべての始まりは亜子ちゃんなんでしょ?それじゃあ今一番亜子ちゃんの近くにいる浦田が…亜子ちゃんを利用して……としか考えられないんだけど…」
(浦田…里香……!許さない…許さない許さない許さない許さない許さない!!!!)
続く
またまた咲恵が悪者に成りつつあります。美紅の存在は大きいですね。ま、これからどうなっていく事やら
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