大人オリジナル小説
- Re: い じ め ―涙― ( No.5 )
- 日時: 2010/11/15 22:42
- 名前: マィ
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.cgi?mode
第4話
次の日―――。
澪は倉庫に閉じ込められている。
二日間、家に帰ってない。
でも、親は一つも心配をしない。
「いつまで・・・
こんな生活が続くの・・・?
もう・・・
やだよ・・・。」
澪は毎日涙を流す。
毎日が地獄の日々―――。
いつになったら・・・
脱出できるのだろう―――。
ガラガラー
倉庫のドアが開いた。
今度は逃げなかった。
逃げればもっとひどい目にあうから。
「ちょっとこいよ。」
また何人かの女子たちに
取り押さえられ
どこかに連れ去られた。
連れてこられたのは・・・
濁ったプール。
今は真冬・・・。
気温は6,7℃
逃げたい!!!
と思ったが逃げれない。
今日は8人で澪を抑えている。
「あんたの制服、
汚れてるから
ココで洗ってあげる〜♪」
「え・・・」
「さぁ!服を脱がせて!」
「分かりました。」
風李の指示で女子たちは一斉に
澪の服を脱がせた。
「やめて!!!
離せ!!
離せよ!!」
澪は抵抗した。
「手足をみんなで抑えれば
動かないわ!」
風李の言うとおりに
みんなは澪の手足を抑えた。
澪は全く動けない。
「脱がせ脱がせー!」
「やめてーーー!!!」
円佳と千秋と潮音で
服を脱がせた。
「完成!風李!」
「きゃはっははは!!」
澪の制服を脱がせた。
「さ…寒いよ…。」
「凍死すれば〜?」
「この服は・・・
ポイっと♪」
「あっ!やめてーーー!」
ポチャ
制服は濁ったプールの中に
沈んでいった。
「ざまーみろ♪
クズ女に制服切る資格は
ないんだよ!」
「こいつをそこらへんに
縛っときな。
動けないようにね♪」
「分かりました。風李様。」
気温7℃で制服をきらずに
外にいさせられた。
「離してよ!
嫌ーーー!」
8人の力には全然勝てない。
「うざいから口も縛って!」
ギュッ!
「−−−−−−−−!!!」
「その上にシートをかぶせて!
ばれないようにね♪」
「ーーーーーーーーーー!!!」
女子たちは大きいシートを
澪の体にかぶせた。
誰にもばれないように―――。
「完成!いこ!」
「ーーーーーーー!!!」
「きゃはっはははは!
そのまま死ねば〜?
どうせ誰も助けないし!」
「つーか、あんたが死んでも
誰も悲しまないし!」
キャーーーハハハハハハハハハ!!!!!
ポロッ・・・
澪の目から大粒の涙が
こぼれ出した。
クスクス・・・
シクシク・・・
「・・・・・。」
ビュービュー
風が冷たい。
澪は薄着で手と足が縛られている。
(さ・・・寒いよ・・・)
澪の体温は・・・
徐々に下がっていた―――。
―つづく―