大人オリジナル小説

Re: い じ め ―壊れかけた友情― ( No.16 )
日時: 2011/01/02 13:06
名前: マィ ◆65BsDzCxQs
参照: 正月⌒☆いいねぇ〜^^

○。第3章。○ ―亜那の企み―


   入学して一週間がたった頃―――

       崔羅は変わらず一人。

      2組にいく勇気もなかった…。

   真苗は友達ができたせいか、めったに来なくなった。

    そんな中、1組で一番目立っていたのが…


     『渡部亜那』だ。

    亜那の表向きは…

     成績がクラスでトップ。

       顔も可愛い。みんなにも人気。

     …だが裏面…

  かなり気が強く、自分が嫌いと思った人を

    強制的に虐める。…死ぬまで…。

  更に亜那は男子の中心リーダーとつるんでいる。

     名前は『畦地諒輔』…。

  諒輔も結構意地っ張りで何でも亜那に従う…。

    だから周りの子は亜那に気を使う。

    亜那を優先。亜那に文句ひとつ言わない。

  男子は「渡部さん」と呼び、女子は「亜那様」と呼んでいる。

   すれ違うと必ず挨拶…。

      …そんな生活に崔羅は一年間

        付き合っていかなければならないのだ…。


    「亜那〜!今度もアレすんの〜?」

     亜那の周りにいるのが…

  『木瀬羅伊奈』『光葉妹凛』『本堂舞華』『堀川美菜穂』だ。

      「何言ってるのよ、凛

        …当たり前じゃない」

    「誰にする?」

       美菜穂がウキウキ気分で言う。

     「…決める必要はないよ

        …もう決めてるから」

      「マジで!…誰誰〜?」

     ヒソヒソ…


   「あ〜!あいつね〜!

     うちもその人、嫌いだし。」

    「分かるー!あいつ暗いしさー!」

  「あの子、友だちいないんじゃ?」

     「うわ〜可哀そう!」

     亜那のとりまきがきつい言葉を吐く。

    「諒輔達にも言ってくる。」

       「ok〜!」

   亜那は男子でも怖がられている

         諒輔の所へ堂々と行った。

     「諒輔ー、ターゲット決まったから。」

    「早すぎ。おまえ、どんだけドS〜」

      「さっそくだけど明日から実行よ。」

  「よし。今日の放課後にでも呼びだしとくかー!」

    「クス。よろしくね。」


   (ターゲット…?虐められるって事…?

     やだ…!…私じゃありませんように!)























   …崔羅は願い続けた―――。


     …そして…






























     ・・・運命の放課後___。


―第3章 END―