大人オリジナル小説

Re: い じ め ―壊れかけた友情― ( No.17 )
日時: 2011/01/02 14:12
名前: マィ ◆65BsDzCxQs
参照: 正月⌒☆いいねぇ〜^^

○。第4章。○ ―生贄宣言―


    運命の放課後―――。


  私は真苗と帰るつもりだったのに…

    真苗は習い事があり、先に帰ってしまった。

  …今日に限って…。


     崔羅は仕方なく一人で帰ることにした。

   靴箱に行き、靴を履こうとした…その時。

        ぐいっ

      いきなり後ろから腕を掴まれた。

     目も塞がれ、どこかへ連れ去られた。

      「誰…離して!」

     …連れ去られたのは体育館。

       …そこにいたのは…

      亜那とそのほか4人。

       崔羅を連れてきたのが諒輔とそのほか3人。

   「わ…渡部さん…?」

     「クス…こんにちわ、大石さん。」

   「おいあんた、亜那様と呼べ!」

    「舞華、下がりなさい。」

    「はい…」

    …崔羅はガタガタ震えていた。

      それを亜那は見た。

     「…あら、どうして震えているの?

       私達、何もしてないのよ。

    ちょっと失礼じゃない?」

      「ご…ごめんなさい…」

    「…まぁ…今から言う言葉で…

     もっと震えが止まらないと思うけど」

     「…ぇ…?」

  「よくお聞き。…明日から…

    あなた、大石崔羅は生贄とする。」

   亜那の言葉でまた、震えだした。


   「い…生贄…?え…ど…どうし…て…」


      すると諒輔が口を開く。

    「亜那はあんたの事が気にいらねぇんだよ!」

      「え…どうして…」

    今度は美菜穂が言う。

     「何度もうるさいわねー!

       …ていうか、敬語使えよ!生贄なんだから!」

    「け…敬語…」

   「生贄になった時点でこれからはずっと敬語。

       生贄ではなくなるまで。…いい?」

   亜那が崔羅に脅すように言った。

     「そ…そんな…」

   「あら?もう約束破るつもり?生贄さん。」


 「ど…どうして私が生贄になるのよ!

    私、何にも悪いことしてないのに!」


    崔羅の言葉で全員カチンときた。

     「…へぇ〜…そういう態度とるのね〜…

       生贄のくせに???」


  「うるさい!私は…生贄なんか認めない!」


    「…もうやっちゃっていいわ。

      この生贄さんはまだ認めてないみたいだから。

     認めさせてあげるのよ」


    「え…?」

























     …するとみんなは倉庫から…

     バレーボールとバットを持ってきた___。


―第4章 END―