大人オリジナル小説
- Re: い じ め ―壊れかけた友情― ( No.23 )
- 日時: 2011/01/02 19:46
- 名前: マィ ◆65BsDzCxQs
- 参照: 正月⌒☆いいねぇ〜^^
○。第5章。○ ―生贄の意味―
みんな…それぞれ武器を持った。
「な…何…する気…?」
すると亜那がこう言った…。
「認めさせてあげる。
あなたが生贄だって事を」
…するとみんなは
崔羅に向かってボールを投げつけた。
ドン!ドン!ドン!ドン!
「痛い!!!やめて―――!」
「え?もっとやってほしいって?
いいわ。次はバスケットボールを使いましょう」
「え…まって!やめて…!」
バレーボールよりもバスケットボールの方が堅い。
ドン!!ドン!!ドン!!
みんなは遠慮なく投げてくる…。
「痛いよ―!お願い!やめて!」
「敬語がなってないわ。
次はバットで懲らしめましょう」
亜那の声でみんなはボールから
バットへ持ち替えた…
そして思いっきり―――
バン!バン!バン!バン!
「痛いよ―――!やめてよ―――!」
「やめてほしいなら敬語で言ってくれない?」
「や…やめて…ください…」
「クス…やめ!!」
亜那が言うとみんなは攻撃をやめた。
「やっと分かった?生贄さん。
…これで認めたかしら」
(こ…ここで反応しなかったら
もっと酷い目にあう!)
「は…はい…認め…ます…」
「フフフ…いい返事だわ
…明日から…楽しみね…
…生贄さん」
「みなさん、帰りましょう
あっ、片付けよろしくね〜」
アハハハハハハハハハ!!!
ぐすっ・・・
崔羅が涙を流す―――。
誰もいないところで一人…
「ど…どうして…
こんな目に合わなくちゃいけないの…?
私…なにも悪いことしてないのに…
分からないよ……助けて…真苗…」
私は…分からなかった…
なぜ生贄になるのか…
なぜ虐められてしまうのか…
どうして亜那に敬語を使わなければならないのか…
何もかもが分からなかった…
…ただ…一つだけ分かったことがあった…
…それは…
私が明日から…“虐められる”ということ___。
―第5章 END―