大人オリジナル小説

Re: い じ め ―壊れかけた友情― ( No.50 )
日時: 2011/01/06 13:45
名前: マィ ◆65BsDzCxQs
参照: ワク━━━+*((o(☆≧∀●☆)o))+*━━━ワク

○。第10章。○ ―恐怖の放課後―

   その日は亜那は崔羅を虐めなかった…

    「亜那ー今日はやらないの?」

   美菜穂が言った

    「楽しいことは放課後にするわ…」


   クスクス…


―――――
――――
―――
――


   …そして放課後…

    「生贄さん、ちょっと来てくれるから」

   「…え…」

     「連れて行って頂戴」

    「ok〜ほら、立てよ!!!」

   諒輔のとりまき、『是石瞬一』と『千燈猛』が抑えた

    「嫌!!やめてください!」

   男2人の力であっさり連れて行かれた

      +*+*+

    体育館に連れてこられた

     「もうすぐで来るわ…あの人が…」

    「―や!――して!」

    向こうから悲鳴が聞こえる

       ガラガラー

    羅伊奈達に連れてこられたのは…眞由

   真苗や花恵はいなかった

   (この人って…真苗の友達の…)

     眞由を見て最初に気づいたのが諒輔

   「?おい、あんたって…福永?」

    「…え?!!!!!!あ…あ…畦…地…」

  「福永ってさ…小学校の時…」

    「あ〜あいつ?」

  諒輔を見て、いきなり震えだした眞由

   かなりガクガクと震えている

    「亜那、こんな奴連れてきたのか」

   「今から面白いことをするためよ」


    「あ…亜那まで…」

   眞由は亜那がいることに気づいた

  「クス…久しぶり…眞由。元気にしてた?」

     「…」

    眞由はまだ震えている

   崔羅よりも震えていた…

    「大丈夫よ、眞由…あなたは私の幼馴染。

   決して虐めたりはしないわ。…あれをやってくれればね」

     「…ぇ…?」

   眞由に渡されたのが…

    虫の死体がそのまま入ったペットボトル

   死体は蠍や蚣や蟷螂などたくさん…

     それにトイレの水が入っている

   強烈な匂いがする…

    今にも吐きそうな感じだ…

   (く…臭い…吐きそう!!

    まさか…これを飲めっていうの!)

   「違うわ。眞由が飲むんじゃないの。

   これを…生贄さんに飲ませてあげて」

    「え…」

   亜那はまるで眞由の心を読んだかのように言った


  「む…無理だよそんなの…」


  「あら?できないの?

     …『過去』ではできたのに?」


      「!!!!!」


   眞由の辛い“過去”とは___!


―第10章 END―