大人オリジナル小説
- Re: い じ め ―壊れかけた友情― ( No.65 )
- 日時: 2011/01/11 13:46
- 名前: マィ ◆65BsDzCxQs
- 参照: 冬休み終わっちゃったよぉ〜><
○。第12章。○ ―眞由の虐め―
「さぁ…早くやって頂戴!」
亜那が眞由に命令する。
「やめて…ください!!お願いします…!」
「黙れ!生贄の分際が!!」
崔羅は凛と美菜穂に抑えられている。動けない。
眞由の目の前にいるのは以前の自分。
また同じことの繰り返し。
(もう、過去のようにはならないと決めたんだ…
…でも…いざとなると…怖いよ…)
眞由はまだ迷っている…
「ムカつく奴だな!福永はよ!」
「!!!」
諒輔と堅太と猛が近づいてきた。
「おい!また同じ目にあってもいいのか!」
「嫌…嫌…!!!」
背後にまわり、堅太と猛が掴んだ。
「離して!やめてよ!」
ぐいっ 諒輔が襟を持ち上げる
「早くやれ。やらないと…
あんたを小6の時みたいに扱う。それでもいいのか」
諒輔の力は半端ない。痛みがこみ上げてくる
「い…痛い…は…離し…」
「5秒以内に決めろ。
5…4…3…「や…やる!やるから!」
「…ほら!これ持て!」
ペットボトルを渡され、
無理やり崔羅の所へ引きずられた。
舞華が崔羅のあごと頬を掴んだ
「ほら!さっさと開けな!」
「やめてーーー!!!」
「眞由、今よ…やって頂戴!」
(ご…ごめんなさい!!!!!!!)
ザザザ―――――
眞由がペットボトルの中身を
崔羅の口へ一気に流し込んだ
「嫌―――――――――――――!!!!!」
キャハハハハハハハハ!!!
「早く飲み込め!」
崔羅は飲み込まず、必死でもがいている
「じゃーさ、鼻でも抑えれば?」
亜那が提案を出し、羅伊奈が鼻をつまむ
「んんんんんんんん〜〜〜〜!」
(苦しい!!息が…息ができない!)
「どう?苦しい?飲み込みたくなかったら一生そうしてれば?」
「でも辛いでしょー?早く飲めば?」
「全部飲み込むまで離さないよ〜!」
凛達はクスクス笑いながらしゃべる
(こんなもの…飲みたくたい!だけど…もう限界…)
ゴクン・・・
崔羅は全部飲みほした―――。
きゃっはっははは!
「こいつ!全部飲んじゃったよー!」
「きも〜!」 「口の中汚い!」
「よくやったわ。眞由。
もう帰っていいわよ
…その代わり…
このことを誰にもしゃべらないでね?
しゃべったら…“振り出しに戻る”」
「!!!!!」
≪断ったら…振り出しに戻る≫
眞由は過去の事を思い出した
眞由は走って体育館を出た…
「あいつ、まだ怖がってんじゃねーの?」
「だよな!俺たち見て震えてたもんな!」
「クス…ださい女」
眞由はまだ…過去に縛られていた__。
―第12章 END―