大人オリジナル小説

Re: い じ め ―壊れかけた友情― ( No.7 )
日時: 2011/01/01 21:47
名前: マィ ◆65BsDzCxQs
参照: あけおめ〜^^今年もョロッ^^

○。第1章。○ ―変わらない友情―


  ・・・小学校卒業式―――。


   「私達…

      離れても友達だからね…!」


  「もちろん…!

     みんな…元気でね…!」


     「…バイバイ…!」


―――――
――――
―――
――


    ・・・涙の卒業式から1ヶ月・・・


     私、『大石崔羅』は

  『私立唱羽中学校』に入学した・・・。


   小学校の時の知り合いはたった一人・・・

       「崔羅!!!」

      「あっ!真苗!!」

    幼馴染の『北野真苗』だ。


     真苗は元気っ子で何でも積極的。

    友達なんか1日で大勢できる。

      私はそんな真苗が羨ましい・・・。








       ・・・そして、

        唱羽中学校に着いた・・・。


      玄関には大勢の人が集まっていた。

       ・・・きっとクラス発表だろう・・・。

       「うちらも見に行こ!」

      「…うん…。」


    真苗は元気に私を誘う。

     ・・・私は元気になれなかった・・・。

   もし、真苗と離れてしまったら・・・。


      私は緊張しながら玄関に近づく。

     「真苗…何組…?」


     「あたしはーーー

       2組!…崔羅は?」

    「……!そんな…。

      …1組…」

       「え・・・。」

      (真苗と…離れた…

     どうしよ…!私、積極的じゃないのに…)

     「真苗!どうしよ!

       私、友達なんか作れないよ…!」

      「大丈夫!

      あたしも1組に遊びに来るから!」

   「真苗…不安じゃないの?」

    「…あたしも不安だよ。もちろん。

       …けど、頑張ってみる!」

      「真苗…、私も頑張る!」

   「クラスが違っても…

       うちらの仲は変わんないしね!」

    「そうだよね!」

    ・・・こうして崔羅と真苗は

      それぞれ違うクラスに入った・・・。








    不安はたくさんある・・・。

     ・・・だが、

      クラスが変わっても・・・

     二人の友情は変わらない・・・。


     ・・・そう信じていた・・・





















      ・・・この日までは___。


―第1章 END―