大人オリジナル小説

Re: 差別 〜消えない傷〜 ( No.12 )
日時: 2011/01/02 01:05
名前: rara

*差別 〜消えない傷〜 7 「生き地獄」



「由里、口を無理やりでも開けて頂戴」

「はい、椎菜様・・・」

由里はマリアのあごと頬をつかみ、無理やり開けた。
そしてはきださないように鼻をつまんだ。

「味わって飲んでくださいね・・」

椎菜はマリアの口にどぶ水をゆっくりと流し込んだ。

(う!何この味・・臭いし、まずい・・・)

・・・ゴクン・・

「いや〜ね。全部飲んだわ」

キャハハと女子達が笑う。

「まあ、当然よね。椎菜様が手に入れてきたものだしね〜」

「ふふ・・次はメインディッシュの生ごみサラダ−ホコリのソースがけ−よ」

「このサラダは腐ったにんじんや、レタスがたくさん入ってるの!」

(も・・もういや・・気持ち悪い・・)

私はまた口を開けられた。

「早く噛めよ!!」

由里に頭とあごを押された。

ザクッ・・・

「キャハハ!また食べた〜」

女子達が大笑いしている・・・

「どうでした?最高よねあのメニュー。ヘルシーですもの」

もう、生き地獄だ・・・・
でもここで死んだらあの二人みたいになってしまう・・・

「生贄さん、今日はここまでよ」





一日目の生き地獄、終了_____。