大人オリジナル小説
- Re: 差別 〜消えない傷〜 ( No.23 )
- 日時: 2011/01/03 13:25
- 名前: rara
*差別 〜消えない傷〜 12 「遊び」 *椎菜視点*
私は生贄に恐怖を味わってもらうためにあることを考えた。
それは水をかけること___。
でも、ただかけるだけじゃ全然物足りない。
だから今日の科学の時間の“硫酸”を利用するの・・・・
私は休み時間、皆を呼んで案を出した。
「皆さん、いい案が浮かんだの」
皆は目をキラキラさせてこちらを見る。
すると、私のお気に入り、由里が言った。
「その、案とは何でしょうか・・?」
「ふふ、このビンに水を入れて硫酸と見せかけるの」
皆はうなずく。
「それで、生贄にかけるのよ」
皆から おぉ!という声が聞こえる。
「椎菜様はやっぱり頭いいですね!」
由里が言った後に皆がうなずく。
やっぱ、いい気分ね。
そして私は端っこにいたエミリに聞いてみた。
「では、あなたはどう思う?星野さん」
「わ、私も凄くいいと・・思います」
エミリは皆に合わせているのね。
それが手にとって分かるわ。
「じゃあ、今日の放課後実行するわよ」
そして放課後・・・・
生贄を呼び出し、いよいよ実行。
エミリは私の教えた通り、生贄に伝えた。
「嘘よ!エミリはそんな事言わない!あなた達が言わせたんでしょ!」
アイツは予想通り私に逆らった。
まあ、どっちにしろ怖がらせてあげるけど。
「あら?生贄さん、私に逆らう気?べつにいいけど、そのかわり・・・・・」
私は“硫酸”と書かれたビンを取り出し、ふたを開けた。
中身は水だけど・・・
ああ、どんな顔が見れるかしら?
楽しみ・・・・・
「いやだー!!!やめて!!!!!」
バシャッ・・・・
馬鹿ね・・何怖がってるのかしら・・
これからもっと楽しい遊びをしてあげるわよ_____?
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