大人オリジナル小説

Re: こんな私をどうぞ笑って ( No.4 )
日時: 2011/01/03 18:55
名前: 臨

〜1話〜SIDE HIYORI〜

「きゃははっ!」
「クスッ」
「あはははっ!」

痛い痛い痛い痛い痛い
なんで貴方達は笑ってられるの・・・ねぇ

「泣いてるぜ?コイツ」
「ほっときなさい!」
「ねぇねぇ、姫〜水かけよっ!水っ!」
「いいわね、なんなら泥水にしない?」
「いいねいいね!ウチ持ってくる!」
「頼んだぜ!」

たたっと駆けていく島根さん
かけられるのかな・・・水
別にマシだとか思ってても怖い
落ち着いて私・・・暴力よりましなんだよ
痛くないんだ、ただちょっと怖いだけ
冷たいだけなんだよ・・・・・だから涙止めてよ私

「ひーめっ!もってきたよ!百合特製ど・ろ・み・ず」
「ありがとう、さぁどうしようかしら」
「普通にぶっかければいいんじゃね?」
「おもしろくないんだもん」

市松さんは顎に手を置いて妖しく笑う
あの笑い方・・・嫌だな・・・
だってあの笑い方は私をいじめ始めたとき真っ先に見せた笑顔
だから嫌い・・・嫌いじゃない怖い
この人たちとクラスメイトに付けられたあざが疼く

「あっいいこと考えちゃった」
「なぁに?百合」
「飲ませちゃえ!」
「ははっ!ナイスアイデア!百合!」
「そうね!それがいいわ!さぁ!二人とも日和を抑えなさい!」

市松さんは二人に命令して私を押さえつける
嫌だ!・・・・痛い・・・!やめて!

「今の女の子って過激だねぇ・・・男子もいるか。
 ま、とりあえずやめたほうがいいよ。
 先生が来るからさ」

【救世主は誰ですか?】