大人オリジナル小説
- Re: *+・中1日記・+* ( No.37 )
- 日時: 2011/01/28 19:34
- 名前: ヒカル
*+・中1日記・+*
「グズッ・・・」
美加子はまだ泣きやまない。
今、由花・美加子・勇斗・一郎(以後4人)は、北校舎の1階に居る。
「美加子、大丈夫だよ・・・私達は、何があっても、美加子の見方だから!!」
由花がなぐさめる。
「話して・・・くれる?夢の事・・・」
由花の言葉に答えるように、美加子は話し始めた。
「私ね・・・1人で学校の校庭に居たの。足元を見たら・・・あの紙が 落ちてたの。」
『庄島美加子は最低な奴だ。』と書いてあった、あの紙だ。
「そしたら、茜と唯と美奈とめぐみが来て・・・いじめが始まったの。
石を投げつけられたり、髪を引っ張られたり、足を引っ掛けられたり・・・
叩かれそうになった所で、目が覚めたの。」
「そっか・・・でも、何で茜達は美加子をいじめたんだ?」
茜達は、クラスのリーダー的な存在。
茜が、成績優秀でクラス委員なだけ、先生もひいきにしている。
そのとりまきが、唯・美奈・めぐみ。
先生のお気に入りと言うだけあって、クラスでは相当モメている。
茜達に目をつけられれば・・・そこには、
『いじめ』の文字が、待ち受けている。
「だから、あの都市伝説のせいなんじゃないの?」
「・・・そうかもしれない。
でも、都市伝説なんて本当にあるのか?
他に、何か理由がある気がするんだ・・・
茜達に、関わっていないといいけど・・・」
――― キーンコーンカーンコーン・・・ ―――
学校の終わりを告げるチャイムが鳴った。
「じゃあね、美加子。バイバイ・・・!!」
4人は帰っていった。
実は、美加子だけ帰る道が違うのだ。
美加子は、家の前に着いた。すると・・・
「ちょっと付き合ってくれる?美加子・・・。」
「・・・えっ・・・?」
そこには、茜の姿があった。
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