大人オリジナル小説
- Re: 私のおもちゃ―自業自得― ( No.16 )
- 日時: 2011/02/19 10:41
- 名前: マィ ◆65BsDzCxQs
- 参照: やっと学校行けた!!!嬉しいぃ〜!
―第2話―『本当の理由』
麗華が莉菜を虐めるようになった理由とは―――。
+*+*+☆★+*+*+★☆+*+*+
一週間前の出来事―――。
私は麗華とは結構仲の良い方だった。
普通に下の名前で呼び合っていた。
そして、麗華の他にも友達と呼べる人がいた。
「莉菜!っはよ!」
「桃香!オハ〜」
彼女は伊瀬桃香。いつもポニーテールで髪がサラサラヘアー。癖っ毛の私にはちょっと…いや、かなり羨ましい。
―教室―
ガラガラ―
「あら。莉菜。桃香。おはよ^^」
「麗華!オッハ!!!」
「おはよー」
麗華は髪がかなり長い。お嬢様風でくるんと髪が巻いてあるところが好き。
「今日、テストが返されるよね?」
「莉菜〜アンタ自信あるでしょ?」
「え?!ないない!!!」
(…って…ちょっとあったりして…)
私はテストにはちょっと自信があった。
クラス30人中で5位、6位くらいにいた。
「その顔絶対自信ありの顔じゃん!ねぇ!そう思わない?麗華!」
「え…?そ…そうね」
「麗華…?どうしたの?」
ボソ…
「莉菜のくせに…調子乗りやがって。…まじムカつく」
「?何か言った?」
「え?ううん!なにも言ってないよ。ちょっと席つくね。。。」
麗華は駆け足で自分の席に行った。
私は少し不安を感じた。
麗華は私より2つ下。どう頑張っても、麗華は私を越せていなかった。
*麗華目線*
(どうして!!!…こんなに頑張っているのに…莉菜が越せない!!!悔しい!!!普通なら…親の権力でも使っていじめてるのに…。桃香が友達じゃ無理よ!)
桃香は麗華の両親と仲がいい。桃香は莉菜の友達。いじめることができなかったのだ。
「…麗華?」
(…莉菜の声。…また自慢しに来たのかよ)
「…ん?なに?」
「具合でも悪いの…?大丈夫?」
(うざ。アンタのせいでこうなってんだよ!)
「大丈夫。…大丈夫よ」
(あ〜ムカつく!…そうだ…!こうなったら…桃香を味方に…)
麗華は先生に頼み、莉菜を納得できるような理由で無理やり帰らせた。そして、一週間休みをとらせた。
放課後。。。
莉菜以外のクラス全員に言った。…桃香も。
「みなさん、聞いてください。一週間後…牧野莉菜を虐めますわ。協力できます?」
麗華は教卓の前に立ち、教室に響くように大声で言った。
返答の声は期待していた通り。
「麗華様のためなら!何だって聞きます!」
「分かりました!」
「協力します!」
「でもなんで牧野?なんかあったのかよ、麗華」
生徒が口々に言う中、一人の男子が言った。
「莉菜が、私が大事にしておいたオルゴール、壊したのよ?…桃香から貰った大切なものなのに!!!」
「え?あたしがあげた?…確かに…麗華に旅行のお土産でオルゴールを買った…。…でも莉菜、その事なにも言わなかったよ?」
「黙っていたのよ。隠していたの。…桃香にばれないようにって」
「…嘘。…莉菜…最低!!!」
ザワザワ―――
「嘘!酷いですね!!」
「麗華様かわいそうです!」
「莉菜酷い!」
「桃香も麗華様もかわいそすぎます!」
「牧野最低だな!」
「いじめてやろーぜ!」
「桃香…。莉菜…仕返しにいじめてやらない?」
「…何言ってんのよ。…もちろんよ!!!あんなの、絶対に許さない!」
(フフフ…。上手くいった…。莉菜…見てなさい…。…そうだわ。いきないじめてもアレだし、手紙で知らせよっか…)
麗華はその日、莉菜に手紙を書きポストに入れた。
(あ〜…一週間後…楽しみ〜!)
___一週間後。私(莉菜)が学校に来た時は…もうなにもかも変わっていた___。
_つづく_