大人オリジナル小説

Re: 私のおもちゃ―自業自得― ( No.9 )
日時: 2011/02/18 22:57
名前: マィ ◆65BsDzCxQs
参照: 学校行きたかったのに明日までは安静にしてろーだって〜><(泣

―第1話―『どうして…?』

私の家のポストに入れられた一通の手紙。
開いてみるとこんな事が書かれてあった。

  「牧野 莉菜

    アンタをいじめることにした。
   理由は自分で分かるでしょ??
    自分で犯した罪なんだから。
    ___自業自得___っていう奴。
  次学校来る時は、アンタの味方は一人もいないから。
   …桃香も…私もね。
  …一週間後…楽しみにしとくといいわ。
    じゃあね。…生贄さん。

               風雲寺 麗華」

「嘘!!!なんで!!!」


























―――私、牧野莉菜へのいじめの宣告は突然だった。
訳が分からなかった。
…どうして…彼女は私を選んだのか…。

     +*+*+*+*+*

一週間後―――。

…今日から私は、この6−2の生贄___。
このクラスは男子15人、女子15人の計30人。
…となると莉菜をぬかして29人。
どう考えても不可能だ。
…勇気を出して、ドアを開けた。

ガラガラ―

「あら〜!生贄さん。おはよう!」
笑いながら私に挨拶をしてきたのが…風雲寺麗華。
麗華は学校の女王様。親の権力をいいことに教師も生徒も誰も逆らえない。
麗華がこの学校を動かしているようなものだ。

…だが、私と麗華は気軽に話せて仲が良かった。
…一週間前までは…。
…なのに。。。

「ね…ねぇ…麗華。…どうして私を選んだの…?」
「ちょっとアンタ!…生贄のくせに麗華様にきやすくしゃべりかけるな!」
ドスン!!! 「うっっ!」

麗華の友達の星川音葉に暴言を吐かれ腹を思いっきり蹴られた。
その衝撃で腹を抑えるように蹲ってしまった。

きゃはははははは!!!

皆は大笑い。
フン!っと、鼻で笑うように麗華はこう言う。
「生贄なんだからー…簡単にあたしに話しかけないでくれない?…手紙見たんなら分かるでしょ?」
「どうして…どうして?…前まではあんなに仲がよかったのにっ!…麗華は…簡単に人を裏切れるの?」
「!!!!!!!!!!」

今の言葉でピリッときた麗華。
パチン、と指を鳴らす。すると桑崎美柚、布施麻耶、福石愛瑠が私に近づいてきた。
3人は麗華の手下。まだ他にもいる。
莉菜の体を麗華に差し出すような体制で抑えた。
莉菜はピクリとも動かない。

「何するのよ!離してよ!」

ぐいっ 「いっ!!!」

麗華が莉菜の髪を鷲掴みし、上へ持ち上げる。
そして莉菜の頬を思いっきり殴った。。。
普通なら吹っ飛ぶが完全に固定しているため動くのは顔だけ。
麗華は何度も何度も莉菜の頬を殴り続ける。

きゃははははははは!!!!!

「麗華様!もっとやってくださいよ!」
「顔ごと吹っ飛ばしてください!」
「殺しちゃってくださいよ〜!」
クラスのみんなが口々に言う。

…一時すると麗華がやめた。
「…解放していいわ」
「はい!!!」
麗華の命令で莉菜は解放された。
ゲホッ!ゴホッ!ガホッ!

「れ…麗…華?…ど…どうし…て」

「クス…。簡単に殺しはしないわ。…だって…殺したら私のおもちゃがなくなってしまうわ」
(お…おも…ちゃ…)
「こいつは…私のおもちゃですもの。…壊したりなんかしないわ。…じっくり…苦しませてあげる」

「そんな…」




























麗華が莉菜をいじめるようになった理由とは___。

_つづく_