大人オリジナル小説
- Re: She threw away heart〜コメキャラ募集中〜 ( No.14 )
- 日時: 2011/02/20 18:03
- 名前: るーく ◆o5hVdP/m1g
第6話『She has two spirits.』
第5話の翌日、朝
「美穂、おはよ!」
「あ、紅!おはよ!」
「でさー、ここの校長と話したんだけどさ、自己中だね、話そうとしてもすぐに話し始め
るw」
「そうそう、話も長いし。嫌んなっちゃうw」
話してたら、春が近づいて来た。
「おはよう、美穂。あれ、そちらの方は…?」
「あ、春!おはよう!こちらは今日上野小学校5年1組に転校して来る神無月紅くんだよ」
「はじめまして、神無月紅です。イギリスからです。美穂とは家が向かいなもんで。」
「美穂の友達の風月春です。じゃあ、帰国子女なんですね。英語話せるんですか?」
「ええ、話せます。教えましょうか?」
「いいんですか?お願いします。」
「あ、春!奴隷のお出ましよ!」
「奴隷?何のこと?」
「あ、あの女の父親が私の父を死に追い込んだから奴隷にしてるの^^」
カチッ!!!
「あれ?何の音?」
「あの人、虐めていいの?」
「うん。」
彼は眼鏡を外した。
「どうやって虐めようかな♪神無月紅は虐めがだぁ〜いすきなんだ☆」
「「ドナルドかよw Σ(°Д°;)」」
注釈
神無月紅君を考えてくれた及哉様によると、
『ドSスイッチが入ると眼鏡を外す』
そうです。
あ、先生が紅を呼んでいる。
「ほら、紅!先生が呼んでるよ、行きなよ!」
「Oh! Thanks, Miho.」
彼は眼鏡を掛けてそっちの方へ行ってしまった。
佳奈が来た。
「ねえねえ、誰、今の?結構かっこいいじゃん!!!」
「転校生。私と家がお向かいさんなの!」
「へぇ〜、いいなwww」
「でも、結構ドSっぽい。」
「虐めにはもってこいな感じね。」
朝の会、転校生の自己紹介が席に着こうとした所で紅が、
「先生、鴨志田さんと家が向かいなので鴨志田さんの近くが良いんですが。」
「でも…」
ギラッ!!!!!!!!!!!!!!!
「ひっ!!!!!!!!!!!!!!!」
さすが、ドS。睨むと怖い。
というわけで、紅はうちの席の隣だ。
他の女子の目の合図。
(いじめに耐えたご褒美よ、よくやったわ、美穂)
(美穂のお父さんは優しいわね^^)
転校生の中に泊戸さんって人と小早川さんって人がいた。
休み時間に泊戸さんが
「小早川さんには… 2つの魂が宿っている…」
と言った。
「「「「「!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」
「それは、どういうことだい?」
「あのね、小早川さんには明さんっていう双子の姉がいて、暗さんは過去に明さんに自殺
をそそのかされて死んでいるんだって。」
「Why does she live?(なぜ彼女は生きているの?)」
「それはね… 暗さんが明さんの体を奪ったから…」
「「「「「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」
その時、暗さんの声ではない、おそらく明さんの声が微かに聞こえた。
みなさん、聞いてください。
暗は一回虐めの所為で死んでいます。ところが彼女には怨念が残り成仏できなかったのです。私はやってしまったことが償えるならと思い、彼女に体をあげました。
お願いです。彼女だけは、暗だけは虐めないでください…__________
暗さんは泣いていた。私はそばに駆け寄って、
「みんな虐めないから、仲良くしよっ!」
と言った。みんなも虐めるような目ではなく、迎えるような目で見ている。
「うんっ!!!」
こうして、小早川暗はうちのクラスになじむことができた。
じゃあ、彼女を仲間に引き込もうかしら。どういう反応を示すのか知らないけどw