大人オリジナル小説
- Re: *いじめ*〜私の大切な友達ぃ?は?〜続きますよ ( No.19 )
- 日時: 2011/08/10 14:02
- 名前: 愛歌 ◆mkSlAKVcCY
「優奈のせいでこんな事になってしまうなんて…」
屋上…私が死んだ場所で、ただ考え事をしていた
だけど、今はどうでもいいのよ。由実って言う『人』が死んだなんて
私は今、塔ノ崎 玲奈。全く由実なんて知らない子なのよ。
あの男の子のおかげで幸せになれたわ。
だけど、何で?何処か心の奥が引っかかるなんて…
「玲奈様!!ここにいたんですかぁーー!」
誰よ。私の考えごとの時間を邪魔するのは…
「皆探していましたよ〜〜!」
花蓮ね…まったく、うっとうしい
コイツのせいでもあるのよね。そうよね…
「何か用かしら…?」
そう言って空の方を見る
私がした事は正しいのよね…『あなた』ならわかってくれるわよね…
そう思って『あの人』の事を思い出していた
すると、優しい風が吹いてきた
「温かいですね。絶好の屋上日和です」
「ええ…」
花蓮は何も分かってないくせに
「戻りましょう…」
空に向かって言った
「え?何処にですか?」
「いえ、何でもないわ…」
由実は落ちた時いったい何を考えていたの?
『怖い』?『嬉しい』?『助けて』?
今…あの【由実という私】は今どこにいるのかしら…
一瞬、罪悪感が込み上げてきたが自分の心は正しいとしか思っていない
すると、チャイムが鳴った
「あ、なってしまいましたね」
「戻りましょうか…花蓮」
「はい!玲奈様!」
【私という私は…今どこにいるのでしょうか?神様。】
自分の存在は、皆にとっては太陽。
自分の存在は自分にとっては月。
世界を照らすものは誰?
PR