大人オリジナル小説
- Re: *いじめ*〜私の過去〜参照200ですか!? ( No.31 )
- 日時: 2011/08/30 13:36
- 名前: 愛歌 ◆mkSlAKVcCY
次の日…
ガラリッ!
「っつぅ…」
昨日から頭が痛いの。大丈夫だけど。
「おい、大丈夫か?玲奈。」
「そ〜ですよお〜。大丈夫ですかあ〜?」
二人が後ろから心配そうに付いてくる。
「平気よ。未刊、由香里」
頭を押さえながらゆっくりと歩く。
イスに座って、足を組んだ。
良く見れば爾湖瑠がいない…
「もう…」
私はゆっくりとたち、莉衣と麗と雨琉留の所に行った
「莉衣、麗、雨琉留。」
「あ!ハイ!」
「なんですか!?」
「ど、どーか…しましたか…?」
3人は背筋をピンとただした
「爾湖瑠は…?何処へ行ったの?」
すると、莉衣が早口で答えてきた
「実は昨日、今は使われていないプールの倉庫に閉じ込めておきました!!」
んもう…早口はやめて欲しいわ。
「あら…そう…じゃあ…付いてきて…」
そして、ゆっくりと教室を出て行った
莉衣達も後を追いかける
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ガタン!錠を取り、扉を開けた
体が重い…さっきよりしんどいわ…
真っ暗で寒かった。今にも倒れそうだった。
「麗…爾湖瑠を何処へやったの??」
「あ、えっと…こっちです!」
ゆっくりとゆっくりと足を進める。息が荒くなってきた
「大丈夫ですか…?玲奈様」
莉衣が私の顔を覗き込んできた
「ええ…大丈夫よ…はぁはぁ…」
ゆっくりとゆっくりと歩いていたらロッカーがたくさんある所が見えた
麗は小走りし、一つのロッカーの前に立って指をさした
「ここです!」
物音一つも聴こえないから、少し心配だった
「カギを…開けてちょうだ……い」
グラリと立ちくらみがした
「玲奈様!!」
莉衣と雨琉留が支えてくれた
「ありがと…う。ゴホ!」
またゆっくりとたち、ロッカーの前に行った
そして、手をかけ…
「爾…湖瑠…」
バンッと開けると気を失っていた爾湖瑠がいた
「大丈夫…!?爾湖瑠…!はぁはぁ…」
体をさすったが、とても冷たかった
これは…大変…じゃないの…。
「はぁはぁ…保健室に…連れて行くわよ……」
と言って、爾湖瑠をお姫様だっこした
≪あ、ハイ!≫
3人は一気に返事をした
重い足で、扉に向かう…。ゆっくり…ゆっくり…
はぁはぁはぁ…クラクラする…
爾湖瑠を背負って、前へ…前へ…
莉衣が扉に手をかけ、ギイィと開けた。
冬なのに、真夏の様な太陽が体にあたった。
「あ…うう…」
まぶしい…苦しい…
目まいがする…
「玲奈様…?」
視界が薄くなってきた。
「う…うう…あ…」
スロモーショーンみたいに周りがゆっくりと見えた
体が左に倒れて行く……視界が消えて行く…
ドサッ…
≪きゃあーーーー!!玲奈様ぁぁぁーーー!!!≫
何も聞こえない…