大人オリジナル小説

Re: *いじめ*〜私の過去〜参照300ですか!? ( No.38 )
日時: 2011/09/10 20:08
名前: 愛歌 ◆mkSlAKVcCY

今回は昔の花蓮の話。

これは、花蓮が小学生5年生の時の事…

花蓮の小学校の5−3組では虐めがあった。

花蓮のクラスでは一人の女王様がいた

名前は 宇智田 萌藍(ウチダ メアイ)

その時、萌藍はクラスで「萌藍様」と呼ばれていた

花蓮とは友達だった。が、花蓮はいつも雑用ばかりさせられていて

耐えられなくなったので毎日毎日メモに萌藍の悪口を書いていた。

しかし、ある日、そのメモを落とした。それがクラスの女子に見つかって

萌藍の所に行ってしまった

花蓮は落としたことに気付いたが、萌藍の所に行ってしまった

もう何もできない。

ある日萌藍はいきなり教卓に立ち、こういった

『皆聞いて!!誰かが私の悪口を描いたメモを落としたの!許せない!
 誰かわかったらすぐに言って!わかった!?』

皆驚いた。萌藍が本気で怒っているからだ

花蓮は親友の「柚麻」に助けを求めた

彼女の本名は 宮田 柚麻(ミヤダ ユマ) 普通の女の子だった

柚麻は言葉じゃ言えないほどやさしかった。

「柚麻!お願い!私虐められたくないの!!」

こんな事を言ってしまったせいで柚麻の人生は地獄に突き落とされた。

柚麻は花蓮の真実を驚いた。柚麻は当たり前に拒否をした

「え…!嫌だ…「お願い!!!!」

花蓮は土下座をした。本当に虐められたくなかったからだ

柚麻は土下座をした花蓮に心を揺さぶられた

少し下を向いて黙った後…

「虐められても…助けてくれるの?」

花蓮が顔を上げて言った

「うん!!!!!!絶対に!!!!」

「本当に…?」

「うん!!!じゃあ!ゆびきりしよ!」

「わか…った」

二人は小指と小指を結んだ。

二人で声を合わせて歌った。


ゆーびきーりげーんまーん♪ うっそつーいたーら♪

針千本のーます♪ゆびきった♪


花蓮の顔は明るかった。柚麻の顔は暗かった。

〜当日〜

「あ…の…萌藍様…」

柚麻の顔はおどおどとしていた

「何?」

「話があるので…体育館裏までお願いします」

「?? いいけど」

〜体育館裏〜

「で、話って?」

「じ…実は……」

萌藍は不思議そうな顔をしていた

『萌藍様の悪口メモを書いたのは私です!!!!ごめんなさい!!!』

と言って頭を下げた。

(言ってしまった…言ってしまった…)

萌藍は下を向いて

「はぁ!?ふざけんな!!!アンタをターゲットにしてやる!!!!」

「え…え…」

柚麻は泣いていた

「泣いてんじゃねーよ!!クズ!私に悪口を描いた事後悔しろよ!!!』

と言って、柚麻を突き飛ばして行ってしまった

柚麻はただそこに座り込んでいるだけだった

でも、柚麻は怖くなかった。

(大丈夫…!花蓮が助けてくれる…!)

後で地獄の人生になるのも知らずに……

さぁ…そろそろ本題へ行こうか。花蓮にとって人生最悪の日へと…


〜花蓮の昔〜(花蓮目線)

柚麻に体育館裏まで呼びだされた

「花蓮…言ってきたよ…」

柚麻は小さくつぶやいた

え?本当に?

「え!本当!?」

私は顔を明るくした。だけど…

「で…萌藍どうだった?」

私は柚麻の顔を覗き込んだ

すると、柚麻は下を向いて…

「うっうっ…」

涙を流した。

「え!?どうしたの!?」

「お…お前をターゲットにしてやるって……ひっく」

「!!!!!」

私は一歩下がった。ど、うしよう…

でも、柚麻は顔を上げて言った

「でも…花蓮が助けてくれるよね!!」

明るく言われた。

どうしよう。怖いよ…かばえないよ…

私は、下を向いた

出来ないよ。無理だよ…私にはできないよ…

無理。無理無理無理無理無理無理無理。

出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない。

決めたよ。私は決めた。決めちゃったよ

「はぁ?助けるわけがないじゃん!このバカ!」

「え…?嘘でしょ!?ねぇ!花蓮!」

柚麻はわたしにすがりついた。

「離せ!!!私を信じたお前が悪いんだよ!!」

と言って柚麻を振り払った

「きゃ!」

柚麻は突き飛ばされ、ドンと尻もちをついた

「アンタなんか!いじめられればいいじゃん!」

「嘘!花蓮!嘘って言って!私達親友でしょ!?」


「はぁ!?誰がお前の親友だ!?お前なんかにな…

  友達なんていないんだよ!!!」


柚麻は床に座り込んだ。

コレで良い。別にいいの。柚麻が悪いんだから

「うっ…うう…ひっく」

「じゃあね。いーっぱいいじめてあげるから☆」

と言ってくるりと後ろを向き、教室に戻った

後ろから聞こえてくる柚麻の泣き声が小さくなっていく…

「ハハ…あはは…あーはっはっはっはっは!!!!」


次の日から柚麻へのいじめが始まった

クラス中から虐められている柚麻。

あらあら、何て可哀そう^^

柚麻は何回も何回も「私じゃない!花蓮よぉ!!」

と叫ぶが、誰も信じない。信じる気もない

萌藍は「はぁ!?花蓮なわけないだろ!クズ!」

と言い、虐めはエスカレートした

もちろん、私もいじめに参加した

ある時は殴ったり「死ね」ッて言ってみたり

ある時はトイレに閉じ込めたり

ある時は水や泥をかけたり

ある時は虫を食べさせたり

ある時はプールでおぼれさしたり

ある時は墨がいっぱい入ったバケツに顔を付けさしたり

もっともっともっともっと虐めた。

もう私は虐め中毒だ。楽しくて楽しくて最高だった

もう、いじめ最高最高最高最高最高最高。

そんなある時悲劇が起きた


ヒュゥゥゥ…

バン!ドアが勢いよく開いた

「やめてぇ!!柚麻!!!」

私は柚麻の所に行き、後ろから抱きついた

ギュッ!

「離せぇ!離せ離せ離せ離せ離せ離せぇぇぇ!!!」

柚麻は暴れまわった

私は大きな声で言った

「わかったから!私が悪かったらから!!
 私が裏切ったりするから!!!」

強く強く強く抱きついた

「離せぇ!もう遅いんだぁぁぁ!!!」

柚麻はもっと暴れまわった

やめてよぉ!柚麻ぁぁぁ!!

「だからって!!死なないでよぉぉ!!!」

「うるさい!!離せ離せ離せ離せ離せぇぇぇ!!!」

柚麻は私を後ろ足で蹴り飛ばした

「きゃ!」

ドン!という音とヒゥゥゥゥゥゥ…

という音が重なった

前を見ると柚麻の姿がなかった

靴しか置いてなかった。

「!!!!!! 柚麻ぁぁぁぁ!!」

私は急いで立ち上がって屋上のフェンスに

身を乗り出し、下を見た

あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ

嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘だぁぁぁぁ!!!



「きゃ…きゃ…きゃああああああああああ!!!!
 いやあああああああああ!!!!」
























































































































「嫌ぁぁぁぁぁ!!!!」

バッと起き上がった。

ここは…?ベッドの上?

周りを見渡すと私の部屋。ふと目の前にある時計を見ると…

夜中の3時…

あれは…夢?だったのかしら?

さっきの夢がよみがえった

「うっ…うっ…柚麻ぁ…どうして…どうして…」

どうして死んじゃったのぉ…?

涙が一粒二粒三粒…とうとう止まらなくなってしまった

その時、部屋のドアがバン!と開いた。部屋が明るくなった

光がまぶしい…

「花蓮!どうかしたのか!?」

「花蓮!!大丈夫!?」

入ってきたのは…お父さんとお母さん…

「お父さん…お母さん…ううっ」

お父さんとお母さんはかけつけて、ベッドに座った

「どうかしたのか!?」

「どうして泣いているの!?」

暖かい…心が温まる…

「お父さん…お母さん…何でもないよ…」

と言ってほほ笑んだ。

「そうか…ならよかった」

「本当…よかった…」

お父さんとお母さんはホッとした表情を浮かべた

「ねぇ…お父さん…お母さん」

「何だ?」

「何?どうかしたの?」

「お願いがあるの……」


〜〜

「いやぁ。花蓮も成長したなぁ」

「本当。友達のお墓参りなんて。」

「もう!私だって、お墓参りぐらいは行くよ!」

今日、私達は柚麻のお墓参りに来たの。

きっと柚麻はまだ私に怒ってると思う。

そんな事は百の招致。

3人でお墓が横に並ぶ道を歩いていると

柚麻のお墓が見えた。

「あ、見つけた…早く行こ。」

「そうか…わかった。」

私達は柚麻のお墓の前に座り、線香を置いた

そして、手を合わせた。

線香のにおいがただよう…


柚麻…ごめんね。許されない事はわかってる

でも、私は柚麻に謝り続けるよ

だって、柚麻の事が大好きだから……


私達は立ちあがった。

「ねぇ、お父さんお母さん」

「何だ?」

「なあに?」






































      「明日も来ようね。」