大人オリジナル小説
- Re: *いじめ*〜私の過去〜参照300ですか!? ( No.39 )
- 日時: 2011/09/12 22:08
- 名前: 愛歌 ◆mkSlAKVcCY
〜玲奈目線ですよぉ〜
ん…?なに?え…?
ココは何処なの? 真っ暗&何も見えない&多分誰もいない
なんか、刑事ドラマとかの誘拐事件とかでありそうよね。
こうゆう、音が響く真っ暗な倉庫で人質が…みたいな
私を連れて行った3人組は…いないの?ならよかった。
周りにある窓から綺麗な光が入ってきている。
どうしてこんな所にいるのよ
えっと…確か…嬰砥と帰ってて…それで…黒い車に…
あ、そうだわ。私誘拐されたのね。(軽っ!?
とりあえず、どうにかしないと…
「ふぬ…?んんん…?」
あら、口にガムテープ貼ってるじゃないの。はがされる時が痛いのに…
頭の後ろらへんが痛い…もしかして殴られた?
あ…きっとそれで気を失ったんだわ。
体を動かそうとすると…
グッ。
手首と足首が縛られていた。これじゃあ起き上がれないじゃないの。
はぁ…どうしよう…
誘拐されたのなんて初めてよ。
もしかして…お父さんとお母さんに身代金とか求めてるのかしら…?
別に平気なのに。
さぁて…とりあえず、起き上がらないとね…
「ん…ん…ふんぬふんぬ…」
重い体をゆっくりゆっくりと起き上がらせる
あーもー、私ってこんなに重いのかしら?
ゆっくりと…ゆくっりと…
その時に、倉庫の入り口が開くような音がした
ガチャン!ギィィィー…
「!!!!」
ヤバイ!
バタッ
気を失ったふり。そうじゃないと何されるかわからないんだもの。
コツコツと、こっちに近ずいてくる音がする…
「…………;」
コツ…コツ…コツ… 少しずつ近ずいてきている…
「………………><;」
黙っておくことが大事よ。うん。
コツ…コツ…コツ…コツ… 音がどんどんと大きくなる
「…………」
誰が来たのよ!心配でしょうがないじゃないの!
コツコツコツ…カッ 音が真後ろで止まった
あー、終わりねぇ〜
すると、(たぶん)そいつはしゃがんだ。
そして、暗ーい 倉庫と音が響く倉庫に声が聞こえた
「まだおきてないな…ちっ!」
−ω−;
本来なら蹴ってるわよ。でもしばられてるもの。
私は、少しでも…!という事で、気付かれないように目で見た。
男は、ボサボサ?の様な濃い茶髪の毛で、真っ黒なロングコート。
傷だらけのジーンズ・白いTシャツ。
すると、男のコートの後ろからちょこんと、
一人の小さな4歳ぐらいのボロボロのウサちゃん人形を持ってる
薄茶ツインテールの女の子が顔を出して小さく言った
「明日だよねぇ…?お金もらうの」
小さくて透き通るような声だった。
さっきの男がしゃべった
「うん。そうだよ。楽しみだね」
オイ
すると、小さな声は少し小さくなって
「でもぉ…どうして縛ってるの?パパ、可哀そうだよ…」
あ、親子なのね。でも…
「それはね。こうしないともらえないからだよ」
「そうなの…?」
この男はあの3人組の一人ね。子供までどうして連れてくるのよ
「いいかい?乃愛(ノア) よく聞くんだよ」
「うん…なぁに?」
「この人を探してる警察って言う人がいるんだよ。」
私をみて言う
「うん…」
「だけど、この人を警察に渡したらお金はもらえないんだ」
「ええ…!?」
「だから、警察って人が来たら何も言わずに…ね?」
「うん!」
「パパの事も…ココの事も…この人の事も…乃愛の事も…わかった?」
「うん!わかったよ…!パパ」
なるほどね…子供に口封じッて言うことね
小さい子なら警察だってだまされるわ。
自分の子供にまで犯罪の手をさしのべるなんて…最低の父ね。
「後…この人に助けてって言われても、何もしちゃダメだよ?」
「うん」
「よし。いい子だ^^」
男は乃愛ちゃんの頭をなでて、ゆっくりとたちあがった
「じゃあ、乃愛はココで待っててね。お父さんはいってくるから。
大きな声を出しちゃだめだよ」
「うん!あ… うん…!」
男はニッコリ笑って、後ろに歩いて行った
乃愛ちゃんがずっと後ろを向いていた。男の後姿をずっと見ていた。
ギィィィー… ゆっくりとドアが閉まって行く…ドアの外の朝日は
バタン!なくなった。また薄暗い倉庫に戻った
ふぅ…やっと行ったわね。いつ気付かれるかヒヤヒヤしたわ
さて…作戦開始ね
ガサガサガサガサ…私は動いた
それに乃愛ちゃんが気付いた
「およ…?」
ガサガサと揺れる
そして、頑張って口にはってあるガムテープに隙間を開けた
声がやっと聞こえるくらい。
ふふ…さぁ、やってみようかしら