大人オリジナル小説
- Re: *いじめ*〜私の過去〜参照300ですか!? ( No.46 )
- 日時: 2011/09/14 16:26
- 名前: 愛歌 ◆mkSlAKVcCY
「…………何ですか?」
優奈は真剣な顔をしているでしょうね。
私は優奈を中庭に呼んだ。
謝るの。私だけが幸せになっていいはずがないから。
もうここで言うわ…いや、もうここで言う。
「実は…言いたい事があるのよ。」
たとえ、優奈が信じてくれなくても…
「はい…」
『優奈、聞いて。私の名前は愛川 由実。あなたの親友。』
「ふえ?何を言っているんですか?由実はもう死ん…「生き返ったの」
優奈は笑った
「え…?う、生まれ変わるぅ!?あはは!そんな事…「本当よ。信じて」
「え?」
「本当に信じてくれないなら…証明する。」
優奈はバカにした顔をして言った
「どうやってですか?」
私は深く息を吸い、喋った。あの日の事を…
『優奈と出会った日の事を……』
それは…私達がまだ中学生のころ…
「ん〜!楽しかったぁ!!」
私は友達と遊園地に遊びに来ていた
「本当!楽しかったぁ〜!」
「でもさー!アンタジェットコースターで悲鳴上げすぎ!」
「えー!だってさー!」
あははははは…
普通に自転車で帰っていた。
だけど、悲劇が起ったのだ。
「あ、あの角まがって!!」
2人とも、私の言う事を聞いて、右の道へ曲がった
その時!!
キキィィィィ!!!
いきなり、滑っている車が…
「!!!!!」
ドォン!
ドサ!ガシャン!
私は車にはねられ、自転車と一緒に5メートルほど突き飛ばされた
「きゃーーー!!由実!?」
「由実!しっかりしてよ!!ねぇ!」
私の友達は声をかけてくれ、意識も少しはあった。
「う…あ…」
手を力いっぱい上げると、真っ赤っかだった。血だ。
そして、目の先にはひっくり返った車があった
そこに、一人の由実と同じくらいの女の子が血だらけで窓からダラン
とした状態で、気を失っていた
「そこ…に…女の子…」
力を尽くして指をさした
「そんな事言ってる場合じゃないでしょ!!早く!救急車!」
どうして?どうしてよ…
「わかった…!すぐ救急車呼ぶから!」
友達の一人が、急いでケータイを取り出し、救急車を呼んだ
「すいません!車に女の子がはねされまし…た…場所…………」
友達の声が聞こえなくなっていった
目を少しずつ閉じて行った
「ちょ…!ヤダよ!由実!由実…ゆ…み……ゆ…………」
もうダメだ…
ゆっくりと目を閉じた。死んだっていいの…
あの女の子が助けられるなら…
早く…女の子を…た…すけ…てあげ…て……
〜〜〜〜〜
「んん…」
目がゆっくりと開いた。
「あ…!由実!!」
そこには、涙目で喜んだ顔をしている友達と同じように涙目をしている
お父さんとお母さん。
「皆…どうしたの?」
お母さんが大きな声で言った
「どうしたもこうしたもないわよ!!よかったぁ〜……」
あ、ここは…病院だ。
私…車にはねられたんだよね…
体にはそこらじゅうに、包帯などが巻いてあった。頭にも。
顔にはガーゼがたくさん。
私は、少し、頭を休めた。死ななかったんだ…
その時に、頭にさっきの女の子がうかんできた
「!!!!!」
私はガバッと起き上がって
「女の子は!?車の中にいた女の子は!!??」
「ちょ!落ち着いて!」
友達に止められ、ゆっくりとベッドに戻る私
「由実が言ってる仔なら、隣のベッドで寝てるよ」
ホッ…よかった
「よかった…」
ニッコリとほほ笑んだ。
〜〜〜〜
もう夕方か…私は窓の外の真っ赤な夕日をみていた
私は2ヵ月の入院を言い渡された
「入院は…ヤダなぁ…」
あの子も起きてないし、あの子もお父さんとお母さんも来てないし…
私は、隣のベッドで寝てる子をみた
あ、そうだ…聞きたい事があるんだ
私はベッドを整えていた看護婦さんを呼んで、聞いてみた
「隣の子の親は来てないんですか…?」
すると、看護婦さんが下を向いてゆっくりと話した
「由実ちゃん…あの子の親は死んじゃったのよ」
え…?
「あの車と一緒に乗っていたの。それで事故をおこしたときに…」
嘘…
「救急者が来たときにね、中を見てみると、お父さんとお母さんは
中で死んでいたって言うの。だけどその体制はまるであの子を窓から
出しているように見えた…たぶん、あの子のお父さんとお母さんは
あの子をとっさに窓から出そうとしてたんだと思うの。」
そうなんだ…
「多分…あの子はお父さんとお母さんがいなかったら死んでいたかも…」
私には、信じられない話だった
その時、あの子の目がゆっくりと開いた。
女の子は起き上がって私と看護婦さんに気付いた
「誰…?」
そこの子目は何も考えていない目だった
「あ!!起きた!」
「あら!先生を呼ばないと!」
看護婦さんは、電話で先生を呼んでいた
私はベッドから飛び降り、その子の手をつかんだ
「あ…の?」
「ヨロシクね!私は由実!!あなたの名前は!?」
その子は、戸惑いがちだが小さな声で言った
「優奈…だよ」
「そっか!ヨロシクね!優奈!私達今日から友達!」
と言って、ニッコリとほほ笑んだ
優奈も、ニッコリとほほ笑んだ
夕日がとてもきれいな日の出会いだった
「ね!聞いて!優…」
私がぴゅんぴょんととび跳ねた瞬間!
グキ!背…ボね…
「はぅわ!!!」
その場からポテンと倒れた
「きゃ…由実…」
「あら大変!大丈夫!?無理なんてするから…」
やっちゃったなぁ〜…;
〜2か月後〜(飛ぶの早すぎですね…)
「おめでとうございます。要約退院ですね^^」
看護婦さんにニッコリと笑われ、花束をもらった
「有難うございます。」
今日が退院日。優奈ともお別れ。
優奈は後1カ月で退院なの。少しさびしいな
「よかったわね〜、由実!」
「これでようやく学校に行けるな!」
お父さんとお母さんに言われた
「うん…」
優奈は…?どこにもいないよ…
昨日…約束したのに…
〜〜
『え!?由実明日退院なの!?』
『うん…だから準備中…』
私はバックに自分の洋服とかを詰めていた
『そっか…さびしいな…』
優奈はシュン…と下を向く
『私もさびしいよ…優奈にもう会えないなんて…』
……………………長い沈黙…
『私!行くからね!!』
優奈が大きな声で言った
『え?何が?』
『明日の由実の退院の日、絶対に由実の所に行くから!!約束ね!』
私は大きく笑って
『うん!わかった!約束!』
〜〜
来ないなぁ…
すると、お父さんが私の肩を持った
「さぁ、行くぞ由実。明日の学校の準備もあるだろう?」
「そうよ。それに明日に備えて休まなくちゃね」
お母さんも微笑んでいった
「うん…帰ろっか…」
ずっと後ろを見ていた。来ないかな…
自動ドアがウィーンと開いて、病院の外に出た
後ろでは看護婦さんやお医者さんが手を振っている
「はぁ…」
小さくため息をついた。
その時
「由実!!!!」
上から声がした
上を見ると…
「優奈!!!」
優奈が病室のベランダから顔を出している
「由実!!退院のおめでとーーー!!!」
優奈が思いっきり叫んだ
「ありがとーーー!!!」
私も思いっきり叫んだ
「絶対…絶対絶対!!また会おうねぇーー!!!!」
私はそれだけを言って、走り出した。
「あ!由実!待ちなさい!」
「由実!?」
お父さんとお母さんが後からついてくる
「由実!!??待って!!ねぇ!?」
優奈がベランダから言っているが、私は反応しなかった
走った。ずっとずっと走っていた
「由実… よし!!!!」
優奈は病室を飛び出し、走り出した
まだ完治もしていないからだで…
看護婦さん達も「きゃ!」と言ってどけている
「由実…由実…!」
お医者さんも「あ!待ちなさい!!」
と言ってくるが、そんなの無視をした
「はっ…はっ…由実…!!」
病院の自動ドアが開いて周りを見渡すと
由実はいなかった。由実のお父さんとお母さんも…
「ゆ…み?」
その時、目の前に車が通って行った
その車には…由実が座っていた。
「!!!! 由実!待っ…」
その時、後ろから手を掴まれた
後ろを見ると、息を切らしている看護婦さんだった
「何してるの!!やめなさい!!」
「いやぁ!離して!由実!由実!由実ぃ!!」
他のお医者さん達と看護婦さんもかけつけてきて
私は無理矢理、病室に連れ戻された
「いやぁぁぁぁ!!」
こう叫びながら…