大人オリジナル小説

Re: 戦いは終わったんじゃないの_? ( No.4 )
日時: 2011/03/13 20:13
名前: プーケ

第5話「日記帳と真実」




_________________麗莉目線__________

麗莉「さっきのはなんだったの・・・?」

むしゃくしゃする・・・

「麗莉?」

麗莉「あ、お母様。」

「ちょっとお父さんとお母さん出かけてくるわね。すぐもどってくる

 あら待っててちょうだい」

麗莉「ええ___。」

お母様がドアを閉めた。

あたしは椅子から立ち上がり、あの部屋にいった。

麗莉「なにかある___!!!」

そう思い、部屋の棚の中を調べる。

麗莉「えぁ?」

すると1冊の紙のアルバムがでてきた。

開くと・・・

麗莉「これ・・・!」

そこには自分じゃない赤ん坊が映っていた。

そこには、『法堂 怜香 女 O型 1995年 12月 11日』

麗莉「あたしは2月だから・・・お姉ちゃん!?」

信じられない・・・今までそんな話なかったから・・・


麗莉「あ・・・」

立ち上がろうとすると、床に日記帳が落ちていた。

麗莉「っこれって怜香・・・お姉ちゃん?・・のかな・・・?」

パラリ___

5月7日

今日も病院から出れない。

毎日ベットで退屈すぎる___。

死にたい。早く死ねればいいのになぁ。

もうあたしも12歳。

もうじき中学生なのに・・・

あぁ、妹の麗莉はきっと今頃幸せな毎日を過ごしているのだろう。

どうせ死ぬならアイツをどん底に突き落としてから死にたい。

もしあたしが病弱じゃなかったらあたしがあの家を継いでたのに・・・

憎い憎い憎い憎い!
________________________________

麗莉「嫌ぁ!」

怖くて日記を落としてしまった。

そして部屋へ戻った。

ドドドド

外から車がくる音がした。

窓を開けてお帰りと言おうとすると・・・

「ねぇあなたぁ・・・怜香をどうする?もう学校に行けるほどなのに」

「やっぱりいっといたほうがよかったな。

 でも明日からは名字をごまかして学校にいくからな。」

「えぇ___かわいそうだけど、麗莉にはお父さんは仕事で忙しいって

 ことにして、あなたは怜香とね・・・」

「いいさ、じゃあしたくを バタン!!


あたしは窓を閉めた。

嘘嘘・・・!

明日から・・・あたしを憎んでる姉がくる・・・!?

怖い・・・怖いよ・・・!