大人オリジナル小説

Re: 友達って何??【コメント待ってます☆】 ( No.40 )
日時: 2011/03/24 18:08
名前: ゆな
参照: コメントください\(^0^)/

8話〜渡辺さんの過去(1)〜

渡辺さんはあれから
ずっと私の隣にいてくれた。

どんな時も…

一週間くらい前に私の机に
油性のペンで大きい字で『死ね』と
書かれていた。

その時も渡辺さんは一緒に
雑巾で落書きを消してくれた

そして凛たちに一言…

「そんな簡単に死ねなんて言っちゃ
 ダメだよ!!!」

と。私をかばってくれた
何で私をかばってくれるんだろう
前はあんなに酷いこと言ったのに…

私は渡辺さんに聞くことにした。

「わ…渡辺さん…前はあんなに酷いこと
 私に言ったのに、何で私をかばってくれるの??」

「渡辺さんじゃなくて、由梨って呼んでよ^^」

「じゃ…じゃあ由梨…何で??」

「私の過去聞いてくれる??」

由梨の過去??

――――――――――――――――――――――――――――
〜由梨の過去〜由梨目線

私には幼馴染の『小泉 ひかる』という
女の子の友達がいた。

私とひかるは本当に仲がよくて
毎日一緒に遊んでいた。

私とひかるが4年生になると急に同じクラスの
『岸田 みなみ』と言うクラスの中でも
リーダーの子がこう言った…

『はいはーいっみんな注目〜〜!!!♪
 今度から、このクラスで【虐め】を
 しようと思いまーす♪てことで、
 ターゲットは【小泉 ひかる】ね!
 みんなぁ…文句ないよねぇ??』

みなみは一斉にみんなを睨んだ
私も怖くてひかるを守れなかった。

ひかるを見ると震えていた。

『由梨〜。あんたもイジメるよね??』

みなみが私を睨んでいる。
ひかるはずっと震えながら泣いていた。

こんな経験はまったくなかったので
どうしたらいいか分からなかった。

『一緒にイジメないとどうなるか
 分かってるよね??ターゲットは
 由梨になるんだよ??♪』

みなみが私の側に来て小さい声で言った。
そのみなみの顔はとても笑顔だった。

『由梨〜。どうすんの??』
みなみが私をせかしてくる

ひかるをイジメるなんて出来ない…
でもイジメなかったら私がターゲットに
なっちゃう…。

そして私は決意した―――。


『ひかるを…イジメる…』

ひかるの目からは大粒の涙が
たくさん流れている

『ゆ…由梨酷い…うああああああん』

みなみを見るととても笑顔だった。

『ねぇ、由梨。
 このほうきでひかるを殴ってよ…
 でないと、次はあんたをターゲットにするよ??』

え…このほうきでひかるを殴る??
そんなの絶対できない……っ
でも…でも…次は私がイジメられるかも
しれない…そんなの嫌だっ!!!!

『あああああああああああ!!!!』

私は叫びながらほうきでひかるを
殴っていた。心の中で何回も
ひかるに謝りながら。
ごめん…ごめんね…ひかる…っ

『あははははははははっ。超うけるっw
 いいねぇ由梨♪もっとやれ!!』

みなみはとても爆笑している。
気がつくと私はひかるをボコボコにしていた。
ひかるは声も涙も出ていなかった。

ひかるがこんな姿に…
私のせいだ。私は大好きなひかるを
傷つけた。

『あはは。由梨よくやった^^
 んじゃ最後に一発ひかるの顔面でも
 殴っちゃえば??』

ごめん…ひかる…

バキッ

私はひかるの顔面を思いっきり
グーで殴ってた。