大人オリジナル小説

Re: 友達って何??【コメント待ってます☆】 ( No.43 )
日時: 2011/03/25 11:40
名前: ゆな
参照: コメントください\(^0^)/

9話〜渡辺さんの過去(2)〜

その話しを聞いて思った。

由梨の過去は
――私と夢と同じ――

今の私はひかるちゃんで、
今の夢が昔の由梨。

由梨は顔を伏せていた。

「それでね…」

―――――――――――――――――
〜渡辺さんの過去(2)〜=由梨目線=

私はひかるの顔面をグーで殴った。

みなみは大爆笑している。

クラスのみんなは引いていた。

ひかるを見ると鼻血が出ていた。

ひかるは半泣きで教室を出た

『由梨〜♪なかなかやるじゃ〜ん♪
 気に入ったっ!私と組もうよ♪
 そしたら絶対あんたをイジメない』

みなみと組むと絶対イジメられない??
私は虐める立場になるんだ。
痛みを味わなくて済むんだ…


『みなみと組む!!』

クラスのみんなはまた私を引いた。
そして軽蔑の目線が送られた。

『私とみなみに逆らったら、ひかる
 みたいにするからね!!』

私はクラスのみんなを睨んだ。
超楽しい♪

みんなが私にびびってる。

そして次の日もひかるを虐めた。

『相田さ〜ん♪このモップでひかるの
 顔を拭いてよ♪私もみなみもするし
 しなかったら分かってるよね??』

『あはは〜。由梨最高!相田さん
 どうすんのー??』

ひかるは泣いていた

『由梨っ…どうしてこんなことするの??
 前はすごく優しかったじゃん!!
もうやめてよ!!!』

『うるせーなぁ!!』

私はモップでひかるを殴った。
何回も…何回も。

続いてみなみも笑いながら
殴っている。

相田さんは泣きながら殴っている。

ひかるの制服がびちゃびちゃに
なった。あはは…楽しい…

ひかるは泣いていた
顔をぐしゃぐしゃにして。

『行こうっ』

『由梨!!また私たち戻れるよね…??』

『うるせーって言ってんだろ』

最後にひかるの顔面を思いっきり
蹴った。

―そして次の日もまた次の日もずっと
 ひかるをいじめ続けた―

『死ね!!』って何回もひかるに言った

そんなある日。

家でテレビを見ていたとき
お母さんが走ってきた

『由梨ーーー!!』

お母さんの顔は真っ青だった
そして震えていた。

『ひかるちゃんが…ひかるちゃんが…っ』

お母さんの声は震えていた。

『ひかるがどうしたの??』

『ひかるちゃんが……







 マンションの屋上から飛び降り立って…』





え…自殺…

私とみなみの虐めのせいで??

やばい…とりあえず、みなみに
電話しよう


『み…みなみ』

私は焦っていた
『何どうしたの??』

みなみはまだひかるの自殺したと言う
連絡はきていないそうだ。

『あー。ひかるが自殺したんでしょ〜??
 それならとっくに連絡きたよ』

え…連絡きてるのに何で落ち着いて
いられんの??私たちが犯人になるかもしれないのに。

『何でそんなに落ち着いてるの!!?
 私たちが犯人になるかも知れないんだよ??』

『だって私悪くないもん♪
 悪いのは―――――――――――――――――



 

 由梨じゃん??』

『何で???!みなみが最初に言ったじゃん
 私は脅されて…『脅されても嫌だって断れば
 よかったじゃん』

私の言葉はかき消された

脅されても断ればよかったじゃん??

私にはそんな勇気は無かった。

『くすくす♪もうそろそろ警察来ると思うよ??
 私とクラスのみんなで通報したから♪
 じゃーねー♪人殺し♪』

電話は切られた。それと同時にインターホンが
鳴った。【ピーンポーン】

そして私は何も言わずに警察署へ向かった。
パトカーに乗るときお母さんはおお泣きしていた
お父さんはお母さんを支えていた


どうしてこんなことになったのだろう

私のせいでひかるは自殺しようとしたの?
私があの時ひかるをかばってたら
こんなことにならなかったの??
あの時【死ね】って言ったから
ひかるは死のうとしたの??

私は結局2週間くらい少年院に入ってた

そして私の家族は引っ越すことにした
誰も私たちを知らない遠い町へ――

ひかるは死ななくてすんだらしい

―――――――――――――――――
由梨は泣いていた

きっと私が死んでまたあの時のように
なってほしくなかったから…

由梨…大丈夫。私は死なない。

絶対死なない。