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６話〜団結〜

自分の情けなさに苛々した。

〜次の日〜

「お…おはよぉ…」

「おはよう！美沙ちゃん♪」

ﾊﾞｼｬｯ

私は美沙に水をかけてやった―――

それも…





雑巾を洗った水で―――

「今日の朝みんなで頑張って掃除したんだよねー。
　でも、美沙ちゃんはサボったから、その罰ね」

「そんな…美沙聞いてない！！」

だって言ってないもん。ｗ

「あははは！美鈴やるねぇ。よし
　あたしもしよ♪あんたのその
　汚い顔…拭いてあげるねっ♪」

『あのっ…東堂さんっ！私たちも
　参加していいかなぁ??』

そう言ってきたのはクラスの女子たち。
私とも美咲ともまったく喋らない子たちだ。
きっと美咲に気に入られたいんだなぁ―――。

「あたり前じゃん！やろうやろう！
　てか、東堂さんじゃなくて美咲って呼んで！」

『有り難う！美咲！！』

クラスの女子は満面の笑みを見せた。
きっと美咲と友達??になれたのが嬉しいんだろう。

「よかったね！美沙！！みんなにイジメて
　もらえるよ〜！！」

「や…それだけはやめて！！お願い！！
　美咲…み…美沙たち友達だよねぇ…??」

美沙の声はだんだん小さくなって
声が震えていた。顔は青ざめて、
美沙は半泣きだった。

「はぁ??友達??何それー！
　お前となんか友達になった覚えないんだけどー！
　気持ち悪い〜〜！！ｷｬﾊﾊﾊ
　んじゃ、美沙ちゃん。楽しませてもらうね??」

美沙は美咲とクラスの女子たちに
モップで顔を拭かれたり…
体を殴られたりしていた。

ぷぷぷ…。見てるの超面白い！
こんな面白いことがこの世にはあるんだ！

きっとこの美沙のイジメで
クラスが団結した――――


美沙以外だけどね♪