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８話〜人間に過去は必要ない〜

「ねぇ！出して！！美咲！！
　美鈴！！晴香ぁぁ！！」

「誰が出すか！ばーかｗｗ
　お前がいると空気が汚れるんだよｗ」

今は掃除用具入れに美沙を
閉じ込めてますｗ

私たちが美沙をイジメてるのは
私たちの学年のみんなに知られている。

だから美沙はたまに、
違うクラスの子にもイジメられている。

「美咲ぃぃぃ！！！
　美鈴ぅぅぅ！！！
　晴香ぁぁぁ！！！」

げ、キモ。泣いてるしｗ

こいつが閉じ込められてる間に
こいつの汚い教科書に落書きしちゃお♪

私が美沙の教科書に落書きをしていると、

「あたしもするー♪」

美咲が来て、美咲は美沙の机に
赤いマジックで大きく【死ね】と書いた。

晴香は美沙のカバンのキーホルダーを
潰している。

超楽しいｗｗ

自分がイジメをしていると
自分がイジメられてたことを
忘れられる。

これは、瑠奈たちへの仕返し…

まぁ…美沙は関係ないんだけどねｗ

さっきまで掃除用具入れで
騒いでいた美沙も諦めたようで
静かになっていた。

やっぱ、イジメって楽しい…

今日の全ての授業が終わった。

美沙はサボリと言うことにしといた。

「さぁ！みんな帰ろう〜♪」

美咲の一言にみんな
自分たちの寮へ帰っていった。


美沙だけを残して。

「み…美咲！出して！お願い！」

「そんなに出たかったら自分で
　出れば〜笑」

多分自分で出るのは不可能に近いと思う。

だって両手を縄でくぐったから。

「出れないよぉ！助けて！
　美咲！美鈴！晴香！」

私たち３人はみんな無視。

「あ、もし美沙が先生たちに見つかったら
　ただじゃおかないから。ずっとばれないように
　黙っとけよｗ」

最後に美咲はそう言って
私たちは教室を出た。

「美咲ぃぃぃ！！！」

あはは！今日も楽しかったぁ。
最近なんか色々充実してる。

あ、今週家に帰らないと
いけないんだった。

今度は瑠奈たちに会わないよね…??