大人オリジナル小説
- Re: 〜Change〜【コメント待ってます☆!!】 ( No.31 )
- 日時: 2011/04/08 17:41
- 名前: ゆな
- 参照: 〜Change〜書いてます(*´ω`*)☆
10話〜愛華(後編)〜
「愛華は…愛華は…
先月死んだの……」
愛華のお母さんの声は
震えていた…
私は、急にそんなことを言われ
何をしたらいいのか分からなくなった。
「と…とりあえず上がって…」
愛華のお母さんは無理に
笑顔を作って私を家に上げてくれた。
愛華に何があったの…
愛華のお母さんの話によれば、
愛華はS高に入学したらしい。
そこで、イジメを受け、
我慢も限界になり、自分で
マンションから身を投げたらしい。
つまり愛華は……
自 殺 した…――――――――
遺影の愛華を見ると
昔と全然変わってなかった。
「愛華はいつも元気で…私っ…
愛華の心の声に気付いてあげれなかったっ…」
愛華のお母さんは泣きながら
ずっと自分を責めていた。
私と愛華のお母さんで2人で泣いた。
私は愛華のお母さんを抱きしめていた。
愛華っ…。愛華っ…。
一人で辛かったよね…
私が…私が愛華の側にいれば…
愛華は死ななくてよかったのに――――――
イジメが愛華の人生を変えた。
人をイジメてる私に注意しに
私の夢に出てきてくれたんだね…
愛華…ごめんね…
私たちは1時間ぐらい泣き
私は実家へ帰った。
愛華のことを思い出しながら―――
そういえば、愛華…
人を助ける看護師になりたいって
言ってたな…
愛華の声と顔がよみがえってくる。
愛華の笑い声…愛華の口癖…
何で私はイジメられてるとき
愛華に助けを求めなかったんだろう。
愛華に助けを求めてたら、
イジメが終わって、私と愛華はきっと
同じ高校に入学してたはず…
そして私も愛華もイジメられず、
きっと今2人で遊んでただろうな…
家に着いた。
「あ、美鈴〜!遅かったわね。
もう晩御飯できてるわよ!」
私はお母さんのその言葉に
涙が出てきた。
愛華はもうこの世にはいない―――――
愛華はもっとしたいことがあったはずなのに…
イジメによって、それができなくなった。
ご飯を食べ終わり自分の部屋へ入った。
そして、愛華とのアルバムや昔やってた
交換ノートなどを見た。
懐かしい…。小学校の頃は私たち
本当に仲よかったもんね…
愛華…会いたいよ…愛華。
――――――――――――――
「ちょっ!晴香!!瑠奈から
メールきた!」
「だから何よ〜ww」
「内容がやばいんだって!ほらっ!」
「え…美鈴って…。」
私が普通に暮らしてきた世界が
壊れそうになっていた。