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２話〜イメチェン〜

私は桜学院という私立の女子高に入学した。

この学校では、私がイジメられてたことを
知っている人はいない。


そして私は、イメチェンって言うものをした。
髪の毛を巻いて、化粧をして、
スカートの丈は短くした。

「ねぇねぇ。君いけてるよね〜！
　私、東堂美咲。美咲って呼んでね〜！
　友達になんない??」

髪の毛が金髪の子が話しかけてきた

「わ…私は、二宮美鈴！
　美鈴って呼んで！！」

【友達】って何年ぶりだろう。
中学校の頃にはもういなかったから
軽く３年ぶりぐらいか…

にしてもこの子も派手だなぁ…ｗｗ

「あたしの友達紹介するよ！」

美咲が近くに居た子達を私の前に
連れてきた。

「私は川島晴香！晴香って呼んでね〜！！」

「美沙は大野美沙！美沙のこと美沙って
　呼んでね〜！」

こうして私は、ちょっと派手めな
美咲たちのグループに入ることになった。

美咲たちはとても面白かったし
優しかった。
まるで、私の過去を消してくれるみたいに…

「そうそう、あたしさぁｗ中学の頃
　人イジメてたんだよねーｗｗ
　ねぇ、晴香！」

「そうそう！あいつ超うけた〜ｗ
　泣きすぎて顔面ぐしゃぐしゃ！ｗ」

ﾄﾞｸﾝ…



――――――イジメ…。


久しぶりにその単語を聞いた…。
美咲…中学ん時イジメ…してたんだ…

私は二人が笑ってるのを
苦笑いで見ていた。

「そういえば瑠奈と優奈元気なのかなー??」

晴香の言葉に私はドキッっとした。
瑠奈って…岸本瑠奈??
優奈って…高橋優奈??

ひ…久しぶりにそいつらの名前を聞いた。

美咲と晴香ってそいつらと仲いいんだ…。

「あー。２人ね、同じ高校に入学したんだって！
　えーと…確かＳ高だっけな??」

え…Ｓ高！！！？
超優秀な学校じゃん…
あんなに私をイジメてたのに…。

でもよかった…この学校からは
ほど遠い学校だ…。

２度とあいつらには会いたくない。

「それよりさー！今度４人でプリクラ
　行こうよ！日曜日とかに！」

『うん！行こう行こう〜！』

私はとても今が楽しかった。