大人オリジナル小説

Re: クラスの女帝があたし・・・? ( No.4 )
日時: 2011/04/16 20:05
名前: ユリ

教室は騒がしくて、かすかい香水の香りがする。

ここは女子高。

邪魔な男子はいない。

「うちの学校女子高でよかったぁ・・・」

あたしがぼやくと

「ミートゥーミートゥー!」

菜摘がうなずく。

英語になっとるでw

「あーうっさいわね!皆自習しなさい自習!どーせ成績悪いんでしょ!

 クラス委員のあたしのいうことが聞けないワケェ!?」

あ、出た。

神田沙織。コイツはクラス委員とうのをいいことに皆に指図する超うざ

い奴。成績はあたしより下。

ガチでウザい。

「ねぇねぇ、沙織前よりうざくなったんじゃね??」

月乃が耳打ちする。

「だよねー」

「うっざいよねー」

あたしも菜摘もうなずいた。

沙織が叫んでも皆しゃべっていた。

「・・・うるさいって・・・いってるでしょう!!!!!!!」

沙織がすごい大声でいうと全員が黙った。

「最初からだまりなさいよ!座って自習よ!」

沙織は女子の背中を容赦なく叩く。

「・・・うざいんだけど女子にその態度ありえないしブスのクセにさ。

 あたしより成績下でしょ?クラス委員だからって言いたいこといって

 いいワケじゃないでしょ?」

あたしの口から容赦ない言葉がこぼれおちた。

「・・・そんなこといっていいんですカァ?

 先生にいっちゃいまちゅよぉ?クスクスクス...」

沙織がニタッと笑いあたしに近づく。

「別にいいよ。でも今日からクラスであんたのこと苛めてやるから。

 リーダーは花穂。いいわよね??」

菜摘があたしの前に出ていう。

「え、あたしが・・・?」

あたしが皆を見る。

「いんじゃない?花穂優しいし成績いいし可愛いしさ」

「だよねー賛成ー」

「あたしもいいよ」

そんな声が次々に出てきた。

あたしは深呼吸をしてから言い放った。

「・・・神田沙織。今日からあんたはあたし達の玩具よ!」