大人オリジナル小説

Re: 傍観者は悪夢を見る。 ( No.3 )
日時: 2011/04/17 11:56
名前: 未来亞 ◆Szx9FxEnrU

第三話。

時間というのは早いもので、気が付けばあっという間に放課後になっていた。

__________今日は、本当に楽しかったな…。

転校初日だというのにもう友達が出来た。
私はそれがすごく嬉しかった。
私は少し人見知りで、あまり自分から話しかけることが出来ない。
自分でもそれを直そうと思うけど、なかなかそう上手くはいかない。

そこに、望愛が話しかけてきてくれた。

それは小さな事の様で、私にとっては大きな事だった。

__________望愛はいっぱい友達がいるんだろうな。

__________望愛の友達とも、仲良く出来るかな?

私がそんな事を考えていたその時。

「藍原さん?」
後ろから不意に声を掛けられ、私は慌てて振り返った。
「な!!何ですか!?」
私の後ろにいたのは、金髪のウェーブヘアー、身長は普通くらいだけどスタイルがいい、そして整った顔の女の子だった。
彼女は慌てている私にニコリと優しく笑いかけ、
「ちょっと、いいかしら?」
と、私を教室の外へと呼び出した。

「ええっと…。」
私が戸惑っていると、その子はニコニコしながら、
「ごめんなさい、いきなり呼び出したりなんかして。私は神ア美麗。_______あなたに、言わなければならないことがあるわ。いわば、≪忠告≫かしら??」

神アさんは私に笑いかけたが、それは先ほどまでの笑顔ではなかった。