大人オリジナル小説

Re: 人を信じられなくなった私… ( No.32 )
日時: 2011/07/24 19:39
名前: 美鈴

ー6話ー

「……疲れた」

私は、誰にも聞こえない声で呟き窓から空を見上げていると…向こうの方から有姫と中森さんの笑い声が私の耳に聞こえてきた。

「何の話をしてるんだろう…?」

そう思いながら…ずっと私は空を見上げている…





「桃花…」

私を呼んでる声が聞こえたから、後を振り向くと…

「えっ?有姫っ!」

有姫が居たのであった。

「あの、桃花…あの時は…桃花の事大嫌いっなんて言ってごめんねっ…!!!」

有姫は私に頭を下げて泣きながら謝ってきた。

信じられない…有姫が謝ってくるなんて…

これは…夢?

こんな有姫今まで、見た事がないっ…

「…本当にそう思ってるの…?」

私は疑いながら…有姫にそう聞いたら…

「本当に思ってるよっ…ごめんね…桃花…あんな事二度と言わないから…だから、もう一回友達になってほしい…」

有姫…

「分かったよ…もう謝らないで…」

「桃花…ありがとうっ…」

誰も信じないって思ってたのに…有姫をまた私は信じることにしたのであった。







私は、後で知るのであった。
それが有姫の演技だと言う事を…