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第3話「センセイ」

「嘘ッ・・・！」

あたしは１年2組の出席番号１番・・・１２０１は・・・あたしの・・・

先生が？うそでしょ？？

メールの送信BOXを見る。

「え・・・・？」




お前の裸の写真送ったらいじめやめさせてあげるよ







血の気がひいてゆく

足が震えだして

肩も揺れる

裏切は知っているハズなのに







苦しい

怖い

怖い

「せんせっ・・・い・・・」

あたしは見てしまったのだから

他の人に送信するときの名前

益田

って

書いてあるよ

先生

アタシノセンセイ

「うっ・・・ああぁぁあぁあああぁあ！」

あたしは泣いた

恐怖と


悔しさで


ザッザッザッ


草むらを歩く音が近づいてくる

誰か来る------！



あたしは携帯を待ち受け画面に戻して、携帯を落として隠れた。


「あぁ、ここにあったんだな。

　よかったアイツに見られなくて、アイツ、顔とスタイルだけは

　いいからなぁ・・・ははっ」





酷いよ

カタカタ震える


ばれないようにしなきゃいけないのに

足が動く

「せんせっ・・・」

あたしの小さな呼び声に気づかず、先生は携帯を持ち行ってしまった。

「あぁ---------」

ズルッ


あたしはその場にしゃがみこんだ

どうしよう-----