大人オリジナル小説

Re: いじめ復讐 ( No.6 )
日時: 2011/06/17 17:16
名前: かがみ☆

第6話「大津ひよこ」

軽く朝食をとってから、洗面。

鏡に映る自分の顔は、いつもとちがっていた。

顔色が明るい気がする


まだ忘れられるわけないけど


頑張ってみるよ








ガチャ

ドアのブに手をかけひねる。

春の心地よい陽気が差し込んでくる

「大丈夫------」

1人でつぶやき、学校へと向かう

もう昔の自分じゃない

前の自分は地味だったけど・・・

イメチェンしたんだよね


お母さんに言われて。

いまは栗色の長い髪の毛を少し毛先カールにしてツインテールにしている。

爪も、ピンク色で彩った。

「きゃあああ!待ってよ!誰かぁあぁ!」

叫び声にあたしは肩を揺らす。

『きゃああ!やめてええ』

バシャーン

『あははいい気味!』

次第に思い出すいじめの思いで・・・怖い


あたしは道を見ると、可愛い女の子が男を追いかけていた。

「誰かあたしの鞄返して!」

女の子が叫ぶ。

もしかしてひったくり?

こんな女子高生の鞄を・・・変態かお前は!



あたしは男の足を引っ掛ける。

結論、こけた。

ズシャッ!


「おあぁっ!」

男は立ち上がろうとする・・・


あたしは素早く男のみぞうちに蹴りをいれた。

「ぐはっ!」

男は持っていた鞄を離し、倒れこんだ。

「はぁはぁ、ありがとう。」

あとから走って来た女の子があたしにお辞儀をする。

「あれっ?同じ制服・・・?」

女の子が可愛らしい小さめのポニーテールを揺らしながらあたしを見る

「あ・・・あたし小田原高等学園の1年生」

あたしはビクビクしながら話す。

「あっ!一緒だねぇ、あたしもそうだよぉ

 初めまして、大津ひよこって言います!」

笑顔で自己紹介。

可愛いーーーーー!しかも癒されるぅ!

「あた・・・しは・・・愛野芽香恋。」

あたしもできる限りの笑顔で言った。

「・・・香恋ちゃん・・・なにかあった?」

びくっ

この子・・・鋭い・・・