大人オリジナル小説
- Re: いじめ復讐 ( No.7 )
- 日時: 2011/06/17 20:27
- 名前: かがみ☆
第7話「河原泉水」
「なっ・・・なにもないよっ」
あたしは目線をそらしてしまった。
「そっか・・・あ、いきなりごめんね・・・一緒にいかない?」
ひよこちゃんはまた微笑んでくれた。
「あっ!時間そろそろヤバイんじゃない?」
ひよこちゃんの言葉にドキッとする。
携帯の時計は既に8時です。ヤバいっすね---
「いこっ!香恋っ!」
さっきまで香恋ちゃんだったのに・・・。
嬉しいよ!
名前で呼ばれたっ!
「うんっ!色々ありがとひよこ!」
よかった・・・友達できたよ・・・
「えっ---------ここがあたしの通う学校ですか!?」
どうみてもでかすぎる見栄えもいい学校。
さらに驚いたのは・・・
「小田原女子高等学園・・・」
女子!?
まぁそっちの方がいいけど・・・聞いてないよ・・・
あたし達はあわててクラス表のところへ行く。
けっこう人が集まっていた。
「えっと・・・あ、香恋出席番号2番だよ1組だって。
やったああ!あたしも2組だぁ!」
ひよこがあたしの方をみてニカッと笑う。
マジでよかったわぁ
「教室行こう」
あたしは初めて自分からしゃべった。
なんか久しぶりだな・・・。
下駄箱へ向かう。
「あれ〜どこだろ・・・」
下駄箱に、同い年の女の子が立っていた。
どうやら下駄箱が見つからないようだ。
頑張れあたし
友達つくるんだ・・・
「名前は?」
「ふぇ?あ・・・河原泉水っていいます」
あたしってばザックリしすぎ----!
相手も困ってんじゃん!
「あっ、ここだよー」
あたしが先に見つけてよかったぁ
見つからなかったら恥ずかしー
「あ・・・ありがとうございますっ・・・」
あれ?この子・・・・
「あたし、愛野芽香恋。香恋って呼んでね!泉美」
あたしはひよこに似せて笑う。
相手はホッとしているようだった。
この子も1人だったのかな?
「あたしは大津ひよこだよーよろしくね」
ひよこも優しいスマイルで挨拶。
2人も友達できちゃったよ・・・高校上がってよかったかも!