大人オリジナル小説
- Re: 茜色の空の下で交わした約束を私は思い出せない ( No.2 )
- 日時: 2011/07/06 21:27
- 名前: 彩御 憂羅
第2話「挨拶と顔色」
ドアの音が教室に鳴ることはない。
騒がしい教室ですもの。
教室には人がたくさんいる。
変所恐怖症のあたし
今すぐ逃げ出したいくらい
「おはよう茜」
声かけないで
言いたいけどご機嫌取り。
「おはよう」
一言言うだけで笑顔
よかったね。
別に花穂が嫌いなわけではない。
人が嫌いなだけ。
多分慣れないだけだから平気
すぐに慣れて、人もうざくなくなる。
麗亜。
あの子も嫌いではないけれど
更紗
大嫌い
正直消えてほしい
いなかったことになればいいのに
と、
いつも思う
「おはよう茜ぇ!」
うしろから二次元ボイス
甘ったるい声
好き
「おはよう麗亜」
笑顔見せて
ほら、相手もご機嫌
でも、ブリッコボイス
嫌い
「あかねぇ〜おはよぉ?」
うざい
消えろ
更紗だけに抱くこの感情はいつか消えるのだろうか
もしかしたら一生・・・?
まぁそれでもいい
あたしには関係ない・・・と思うから。
実際この子は無視されてる子
あたしはやりづらくてやらないだけ
やろうと思えばいつでもできる。
あはは
怖い怖い
皆この子を嫌ってる
自分に都合の悪い奴はいじめるイジメル
あたしもイジメてもいいけど
ぶっちゃけチクられたりしたらメンドいからパス。
PR