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第十六話

私は紛れもなく体育館に閉じ込められた。

「藍に謝れや」

瀬名は私の髪をサラサラつつきながら言った。

「いや!!私何もしてない!!!」

その時、瀬名と柊が目を合わせて合図をしていた。

「瀬名ちゃんやっちゃぇ〜〜〜★」

「ラジャー◆」

殴る！我慢だ。我慢しなきゃ.........


「お前達やめろよ!!!!」

え？

この声は＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿お悩み相談室のイケメン先生!!

「うわっやべ。藍、逃げるよ!!!」

瀬名達は逃げて行った。

「赤桐優奈大丈夫か。」

先生。大きな手で私をつかむ。

あったかい。いやな気持ちがスーッと消えていく。

「大丈夫です。優奈でいいです。」

大きな背中...........大人だね。

「赤桐......いや優奈。怪我とかしなかったか?」

「はい。大丈夫です。」

ねぇ。


「悩みがあるの」


私はいろんな悩みを先生に語った。