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「頼子♪」
「…な、なに…美桜」
「昨日もエンコーしてきたんだぁ」
「…いくらもらったの」
「タカヒコさんたらあ、今日はサービスだ！って10万くれたのお♪」
「それはよかったわね」

最近美桜がうっとおしい。委員長になったからか、調子に乗ってる。
しかも援助交際までうまくいってるみたいで。

「じゃ〜あね♪今から委員会があるのお♪」

美桜が人格崩壊している。最初はおどおどしていたのに、今はぶりっ子で…。
もしかしたら、援助交際でそうなったのか？

「来夏」
「ん？」
「…確か、来夏もタカヒコって人と援助交際したんだよね」
「…うん」
「そのタカヒコっていう人、どんな人？」

口を開いて、来夏は答えた。
タカヒコっていう人は来夏とする前に、一回「和佐原里香」という人とカラオケに行ったらしい。どういう人なの？と聞けば、「19歳って断言してるけど、頼子ちゃんと同い年…中学生くらいにしか見えない」と言っていたらしい。そして「和佐原さんは…里香って名前じゃなく、美桜って名前らしい。携帯を一回見てしまったとき、「美桜」って書いてあったから」と言った。
「じゃあ、その和佐原里香っていう人の写メ見せて」と聞けば、まぎれもなく、美桜だった。そして「里香っていう人は、好きなの？」と聞けば「ちょっとぶりっ子だけど、可愛らしいぶりっ子だから。でも、最初の方はおどおどしてたよ」と笑って言った。

「へーえ」
「だから、言えばタカヒコは可愛らしいぶりっ子が好きなんだよ」
「はーん」

美桜、エンコーしてて、人格が変わったの…？
じゃあ、もうやめてよ…。