大人オリジナル小説

Re: 怖い、怖い、でも好き ( No.5 )
日時: 2011/07/24 20:58
名前: 伶香 ◆J3qVnVGrWg

学習室は、1年では、私と芽衣歌だけ許可をもらえていて自由な教室。2年生は、松木先輩と資雄先輩、3年生は、進藤先輩と峰松先輩と神谷先輩。
7人の部活動的に過ごせていて、先輩とか後輩とか関係なく、楽しめるんだ。

「で、来夏と芽衣歌は何をしているの」
「…あー資雄先輩。茶華道部の着付けの練習です」
「そうか、2人は茶華道してるのか」
「はい!文化発表会来てくださいね」

資雄先輩は、すっごく大人っぽくって私の憧れ。成績も優秀で、テスト期間前には先輩に教えてもらっている。授業にまったく出ていないのに毎回学年トップ。

「ふふ、茶華道も良いものですよ」
「峰松先輩、こんにちは」
「ちょっとうるさいだろうけど、ギター、弾かせてね」

峰松先輩は軽音部。ギターを弾いているときは、BGMのようでなんだか落ち着く。
ギターの音を聞きながら、私と芽衣歌は着付けの練習をした。