大人オリジナル小説
- Re: 怖い、怖い、でも好き ( No.6 )
- 日時: 2011/07/24 21:11
- 名前: 伶香 ◆J3qVnVGrWg
今日は資雄先輩、峰松先輩と私たちのみ。
「…」
資雄先輩がちらり、と私の方を見た。
「これ、どうしたの…まさか、クラスの人に?」
「う…ん…」
シャツの下の方に落書きされた「死ね」という文字。
まだ下の方だったからスカートで隠すことができたが、今は脱ぎ散らかしてるから見えたんだろう。
今度はベストで隠すかあ…。
「制服に落書きはきついなあ…。ノートとかならすぐ買い換えられるからいいけど、制服はね…」
「はい…お小遣い貯めて買わなきゃな…」
「それなら大丈夫。私のシャツ、きつくなったやつ、あげるから」
「本当ですかあ?!ありがとうございます」
覚えてたらね、と資雄先輩は続けた。
そこでジャアン、とギターのBGMが終わった。
どう?…と峰松先輩は聞いた。すごかったですよぉ、と3人は言う。
「今度学園祭あるからさ…3年だし、もうすぐ引退だし…」
えへへ、と言いながら峰松先輩は言う。
女子だけのこの居場所は、なぜか私の天国。
女子依存症ですからね。
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